• 日々のみ言葉 2019年10月27日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年10月27日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き17章10節】
    17:10 兄弟たちは、すぐさま、夜のうちにパウロとシラスをベレヤへ送り出した。ふたりはそこに着くと、ユダヤ人の会堂にはいって行った。

    ◎ショートメッセージ
    《テサロニケのユダヤ人たち指導者は、パウロとシラスをかくまい、世話をしたヤソンと、その手助けをした他のユダヤ人の兄弟たちを捕らえ、牢に入れたのです。
     なぜなら、パウロとシラスを捜せど見つからなかったからです。仕方なく彼らは、ヤソンとその他の者たちから保証金を取ったうえで釈放しました。これは、彼らが雇った「ならず者たち」への賃金に回す為に、必要であったと言うわけです。

     この時、パウロとシラス、そして弟子テモテと医者ルカは、どこに潜んでいたのでしょうか。やはり主の御手の中に守られていたことは間違いないことですが。

     さて、ヤソンとその仲間のユダヤ人の兄弟たちは釈放されますと、すぐさまパウロの隠れ家に集まりました。そしてその日の夜のうちに、パウロとシラスの二人をベレヤに送り出したと言うわけです。
     この時テモテも一緒に同行します。しかし医者ルカは、どうやらテサロニケに残ることになったのかも知れません。なぜならこの後、「使徒の働き」の文中には、しばらくルカ自身が登場しなくなるからです。
     可能性として考えられますことは、新しくできたばかりのテサロニケの教会の指導者としてルカ(アンテオケのルッキオ)を、あえて残して行ったということです。

     ベレヤとは、マケドニヤのエマティヤ地方にあったかなり古い町のことを言います。ヴェルミオス山のふもとで、アストラエウス川の岸に位置する現在のベリアと同定され、今でも残っています。この町は、テサロニケから南西に約80キロ進んだ所にあります。
     以前は独立した一つの都市国家国でありましたが、紀元前168年にローマがマケドニヤ王国を征服した時に、ローマに降服しました。ローマ時代には比較的繁栄した町で、ユダヤ人居住者も多くいたと言われています。それだからこそ、ユダヤ人の会堂が、ここにも建てられていたのです。

     ユダヤ人の会堂は、結構目に付くような所に建てられていたのではないでしょうか。また、誰が見てもユダヤ人の会堂であることを一目で分かるような造りが成されていたのではないでしょうか。

     例えれば、世界遺産と認定されました上五島列島にあります、たくさんのカトリック教会群のようにです。

     丸二日かけてベレヤに到着しますと、すぐさまパウロとシラスと弟子テモテの三人は、ユダヤ人の会堂の中に入って行きました。》

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