◇◆◇日々のみ言葉
2019年11月9日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き17章25節】
17:25「また、何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き使徒パウロが、アテネ市アレオパゴス議会において、語ったメッセージについて学んで行きます。
「アテネの人たち。あらゆる点から見て、私はあなたがたを宗教心にあつい方々だと見ております。私が道を通りながら、あなたがたの拝むものをよく見ているうちに、『知られない神に。』と刻まれた祭壇があるのを見つけました。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを、教えましょう。この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。」
ここでパウロは、創造主について語っています。ギリシャ神話の神々には、その誕生もあり、また死もあるのです。しかし創造主なるお方は、永遠の昔から存在されておられ、またこれからも未来永劫にわたって存在され続けるのです。
「また、何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。」
実際問題として、神様は三位一体なるお方であって、それにおいて十分に満たされておられるお方なのです。よって何一つ不自由はないのです。父なる神様と御子イエス様、そして聖霊なるお方は、それぞれの人格がありながら、それでいて一人の神様であられます。
そのお方が創造した最高傑作が「人間」なのです。よって、あなたや私は最高傑作であるのです。神様は、人間と、人格と人格の交わりをなさる為に、人間をお造りになられました。つまり「友」としてお造りになられたのです。
被造物である人間の手を必要とはされませんが、共に歩むことを願っておいでです。
「神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。」
創世記にはこのように書かれています。
『そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰せられた。神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。(創世記1:26~1:27)』
『その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。(創世記2:7)』
「息」とは、ギリシヤ語で「プニューマ」であって、聖霊様と同じ言葉が使われています。神様は霊です。そして私たち人間も「霊的存在」なのです。
まさしく似たように造られたのです。》