◇◆◇日々のみ言葉
2019年11月13日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き17章30節~31節】
17:30「神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。
17:31 なぜなら、神は、お立てになったひとりの人により義をもってこの世界をさばくため、日を決めておられるからです。そして、その方を死者の中からよみがえらせることによって、このことの確証をすべての人にお与えになったのです。」
◎ショートメッセージ
《引き続いてパウロによる、アテネのアレオパゴス議会における、異邦人に語ったメッセージから学んで行きます。
「アテネの人たち。この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。
私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。あなたがたのある詩人たちも、『私たちもまたその子孫である。』と言ったとおりです。そのように私たちは神の子孫ですから、神を、人間の技術や工夫で造った金や銀や石などの像と同じものと考えてはいけません。」
アテネには、多くの偶像が林立していました。ギリシャ神話の神々、そして偉人たち。それらの像は、確かに芸術的には、今現在でも超えることの出来ないほどの最高傑作でもあったのです。「ミロのビーナス」は、まさにそれを証明しています。
「神は、そのような無知の時代を見過ごしておられました」とは、十戒の第1戒と第2戒を指しています。
『「あなたには、私のほかに、ほかの神々があってはならない。あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。(出エジプト記20:3~20:5前半)』
そして「今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。」と続くのです。「悔い改め」とは、偶像礼拝を捨てて、真の神様である主イエス・キリストを信じることなのです。
「なぜなら、神は、お立てになったひとりの人により義をもってこの世界をさばくため、日を決めておられるからです。」
これこそが、すべての人に「救い」が必要な理由であり、また真理なのです。つまり、すべての人は、その人自身が犯した罪によって死に至り、そして死後、「白い御座」において裁きを受けることになるからです。
目に余るような多くの犯罪が巷(ちまた)に溢れています。もちろんそれも大きな罪であって、この世において裁かれ、また死後も裁きを受けることになります。
しかし、最も大きな罪とは、真の神様である主イエス・キリストを否定し、そして軽んじたことなのです。
主イエス・キリストは、私たちの罪の身代わりとなって十字架にかかられ、死んで下さいました。そして、三日目によみがえられました。
誤解してはなりません。この御わざによって、すべての人は、一度死んだ後に、よみがえることを意味しています。
すべての人は、自分の肉体を持って、裁きの座に着きます。その時、生前に主イエス様を受け入れなかった者は、生きたまま、火の池に投げ込まれるのです。第二の死は有ります。》