• 日々のみ言葉 2019年12月10日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年12月10日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き18章24節~26節】
    18:24 さて、アレキサンドリヤの生まれで、雄弁なアポロというユダヤ人がエペソに来た。彼は聖書に通じていた。
    18:25 この人は、主の道の教えを受け、霊に燃えて、イエスのことを正確に語り、また教えていたが、ただヨハネのバプテスマしか知らなかった。
    18:26 彼は会堂で大胆に話し始めた。それを聞いていたプリスキラとアクラは、彼を招き入れて、神の道をもっと正確に彼に説明した。

    ◎ショートメッセージ
    《引き続いて、一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。

     さて、パウロがまだ二度目にエペソを訪問する前のことです。学問都市アレキサンドリヤの生まれで、雄弁なアポロというユダヤ人がエペソにやって来ました。
     彼の名前は、ギリシャ神話の「太陽神」の名前ですが、おそらく父親がギリシャ人、そして母親がユダヤ人であった可能性が非常に高いかと思われます。
     
     ある安息日の日に、アポロはユダヤ人の会堂にやって来ました。彼は大胆に話し始めたのです。
     何を語り出したのかと言いますと、ルカは「イエスのことを正確に語り、また教えた」と言っています。
     その会堂に、何とコリントからやって来たプリスキラとアクラが同席していたのです。しかし、その話を聞くにつれ、二人は、アポロが語る話の中に、何か違和感、あるいは、不足な点があることに気づいたのです。
     もし他のユダヤ人であったのなら、強引に相手の過ちや足りない所を指摘したりするかも知れませんが、この夫婦は違っていました。

     集会では、アポロの話に最後まで付き合い、そしてその後、丁寧に彼を自分の家にお招きしたのです。

     おそらくこの時、プリスキラ夫婦は、謙遜に「あなたの話を、もっと良くお聞かせ願えませんか。」と言って、自分の家に招き入れたと思われます。

     話を聞くにつれ、アポロが「バプテスマのヨハネ」が授けた「悔い改めのバプテスマ」しか知らないことに気づかされました。

     そればかりではありません。
     確かに主イエス様が、公生涯において、語られた教えは知っていたようですが、十字架の死、そして復活、オリーブ山における昇天、その十日後に起こる聖霊降誕(ペンテコステ)は知らなかったのです。

     そこで二人は、パウロから教え授けられた知識と奥義を持って、アポロのあやまちを修正してあげたのです。
     しかも人々の面前ではなく、別な場所においてです。アポロの面目を守ったことになります。ここに、プリスキラ夫婦の愛の配慮が感じられるのです。》

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