◇◆◇日々のみ言葉
2020年1月27日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き20章18節~19節】
20:18 彼らが集まって来たとき、パウロはこう言った。「皆さんは、私がアジヤに足を踏み入れた最初の日から、私がいつもどんなふうにあなたがたと過ごして来たか、よくご存じです。
20:19 私は謙遜の限りを尽くし、涙をもって、またユダヤ人の陰謀によりわが身にふりかかる数々の試練の中で、主に仕えました。」
◎ショートメッセージ
《今日から数日間にかけて、使徒パウロが、ミレトにやって来たからエペソ教の長老たちに語った「惜別のメッセージ」について学んで行きます。
「皆さんは、私がアジヤに足を踏み入れた最初の日」とは、使徒の働き18章に描かれています。
『パウロは、なお長らくコリントに滞在してから、兄弟たちに別れを告げて、シリヤへ向けて出帆した。プリスキラとアクラも同行した。パウロは一つの誓願を立てていたので、ケンクレヤで髪をそった。
彼らがエペソに着くと、パウロはふたりをそこに残し、自分だけ会堂にはいって、ユダヤ人たちと論じた。
人々は、もっと長くとどまるように頼んだが、彼は聞き入れないで、「神のみ心なら、またあなたがたのところに帰って来ます。」と言って別れを告げ、エペソから船出した。(使徒の働き18:18~18:21)』
パウロのエペソへの最初の訪問は、短期間であると伝えられています。しかし、それでも数ヶ月はとどまっていた可能性はあります。
そして、第三回伝道旅行の時には、約三年間にもわたってエペソに留まるのです。
『アポロがコリントにいた間に、パウロは奥地を通ってエペソに来た。それから、パウロは会堂にはいって、三か月の間大胆に語り、神の国について論じて、彼らを説得しようと努めた。
しかし、ある者たちが心をかたくなにして聞き入れず、会衆の前で、この道をののしったので、パウロは彼らから身を引き、弟子たちをも退かせて、毎日ツラノの講堂で論じた。これが二年の間続いたので、アジヤに住む者はみな、ユダヤ人もギリシヤ人も主の言葉を聞いた。
神はパウロの手によって驚くべき奇蹟を行なわれた。パウロの身に着けている手ぬぐいや前掛けをはずして病人に当てると、その病気は去り、悪霊は出て行った。(使徒の働き19:1および19:8~19:12)』と書かれています。
パウロが、律法主義のユダヤ人の迫害から「会堂」を後にして、「ツラノの講堂」に移り、毎日伝道をしたことはすでに学んだ通りです。その期間に、アジヤ州に住む者はみな、ユダヤ人もギリシヤ人も主の言葉を聞いたと言うのです。
また神様は、パウロを通して大いなる奇跡をなされ、数多くの主にある兄弟たちを与えて下さり、そして教会の責任を担う長老を任命されたのです。
彼らは、皆パウロの愛する弟子であって、パウロの涙を直に見て来た人たちでした。そのことを、パウロは、まず始めに語っています。》