• 日々のみ言葉 2020年2月7日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年2月7日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き20章35節】
    20:35「このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである。』と言われたみ言葉を思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、パウロの「惜別のメッセージ」から学んでいます。
     ここで、パウロは二つのことを、エペソ教会の長老たちに勧めています。

     一つは、
    「このように労苦して弱い者を助けなければならないこと」です。

     そしてもう一つが、
    「主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである。』と言われたみ言葉を思い出すべきこと」です。

     福音書には、主イエス様が「受けるよりも与えるほうが幸いである」と言われた言葉は、描かれてはおりません。
     しかしこの時、すなわち紀元60年頃の初代教会には、直接主イエス様の説教を、その耳で聞いた人々が、まだ多く生き残っていたことは事実です。その人たちによって語り告げられ、伝えられていたと考えられます。

     コリント人への第Ⅰの手紙には、こう書かれています。この手紙は紀元56年頃に執筆されたと言われていますから、この時点での4年前となります。

    『その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現われました。その中の大多数の者は今なお生き残っていますが、すでに眠った者もいくらかいます。(第Ⅰコリント15:6)』

     何と、まだ五百人未満の兄弟たち、すなわち主イエス様の復活の証人が、健全であったことは、驚くべきことです。

     ところで、紀元60年頃とは、主イエス様が十字架に掛かられてから、30数年以上が経っていることになります。イエス様は、紀元前6年頃に生まれたことは、ほぼ間違いありません。なぜなら、ヘロデ大王が神様に裁かれて死んだのが、紀元前4年であることが確実だからです。
     その罪とは、ベツレヘムの2才以下の男子の幼子を殺戮したことです。この事実から計算しますと、イエス様の十字架は、紀元29年もしくは紀元30年頃になると導き出されます。

     紀元60年。
     この時には、後に加えられたマッテヤを入れて、まだ十一使徒は健在であったと思われます。ゼベダイの子ヤコブは、いち早く殉教しましたが。
     彼ら(使徒たち)の証しから、イエス様が、「受けるよりも与えるほうが幸いである。」と教えられたことは、ほぼ間違いないことです。》

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