◇◆◇日々のみ言葉
2020年2月8日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き20章18節後半~35節】
20:18「皆さんは、私がアジヤに足を踏み入れた最初の日から、私がいつもどんなふうにあなたがたと過ごして来たか、よくご存じです。
20:19 私は謙遜の限りを尽くし、涙をもって、またユダヤ人の陰謀によりわが身にふりかかる数々の試練の中で、主に仕えました。
20:20 益になることは、少しもためらわず、あなたがたに知らせました。人々の前でも、家々でも、あなたがたを教え、
20:21 ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰とをはっきりと主張したのです。
20:22 いま私は、心を縛られて、エルサレムに上る途中です。そこで私にどんなことが起こるのかわかりません。
20:23 ただわかっているのは、聖霊がどの町でも私にはっきりとあかしされて、なわめと苦しみが私を待っていると言われることです。
20:24 けれども、私が自分の走るべき行程を走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音をあかしする任務を果たし終えることができるなら、私のいのちは少しも惜しいとは思いません。
20:25 皆さん。御国を宣べ伝えてあなたがたの中を巡回した私の顔を、あなたがたはもう二度と見ることがないことを、いま私は知っています。
20:26 ですから、私はきょうここで、あなたがたに宣言します。私は、すべての人たちが受けるさばきについて責任がありません。
20:27 私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです。
20:28 あなたがたは自分自身と群れの全体とに気を配りなさい。聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。
20:29 私が出発したあと、狂暴な狼があなたがたの中にはいり込んで来て、群れを荒らし回ることを、私は知っています。
20:30 あなたがた自身の中からも、いろいろな曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こるでしょう。
20:31 ですから、目をさましていなさい。私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがたひとりひとりを訓戒し続けて来たことを、思い出してください。
20:32 いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。
20:33 私は、人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。
20:34 あなたがた自身が知っているとおり、この両手は、私の必要のためにも、私とともにいる人たちのためにも、働いて来ました。
20:35 このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである。』と言われたみ言葉を思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。」
◎ショートメッセージ
《昨日でパウロの惜別のメッセージの学びを終えましたが、今日はもう一度、その全文を味わって見たいと思い掲載しました。長い文書ですが、一気に読まれ、また思い巡らすことをお勧めします。
さて、このメッセージがルカによって執筆されたのは、この3年後の事です。この後パウロはエルサレムにおいて捕らえられ、2年間抑留されます。
そして裁判が行なわれ皇帝に直訴し、その1年後にローマに辿り着きます。それから、ローマにおいて軟禁され、その時ルカは「福音書」と「使徒の働き」を執筆します。
それにしても、3年前に自分が語ったことを、何と正確に覚えていることなのでしょうか。この事実からも、パウロの能力の高さには、非常に目を見張るものがあります。
明日は、20章の最後となります。》