◇◆◇日々のみ言葉
2020年2月12日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き21章3節~4節】
21:3 やがてキプロスが見えて来たが、それを左にして、シリヤに向かって航海を続け、ツロに上陸した。ここで船荷を降ろすことになっていたからである。
21:4 私たちは弟子たちを見つけ出して、そこに七日間滞在した。彼らは、御霊に示されて、エルサレムに上らぬようにと、しきりにパウロに忠告した。
◎ショートメッセージ
《パウロとルカ、そしてテモテとテキコとアリスタルコを乗せた船は、ミレトを出航し、コスに直航しました。
そして、翌日ロドスに寄港し、そこからパタラの港に到着しました。ちょうどそこに、フェニキヤ行きの船がありましたので、それに乗ったのです。
と言うことは、その日のうちに、船はフェニキヤに向けて出航したと思われます。
やがてキプロス島が見えて来ました。しかし、どうやらこの船はキプロスには寄港しないのです。
パウロの目にもキプロス島は映ったに違いありません。
キプロスと言えば、
『さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。
彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、
「バルナバとサウロを私のために聖別して、私が召した任務につかせなさい。」と言われた。
そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。ふたりは聖霊に遣わされて、セルキヤに下り、そこから船でキプロスに渡った。
サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言葉を宣べ始めた。彼らはヨハネを助手として連れていた。
島全体を巡回して、パポスまで行ったところ、にせ預言者で、名をバルイエスというユダヤ人の魔術師に出会った。この男は地方総督セルギオ・パウロのもとにいた。この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞きたいと思っていた。所が、魔術師エルマは、ふたりに反対して、総督を信仰の道から遠ざけようとした。
しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、言った。
「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」
と言った。するとたちまち、かすみとやみが彼をおおったので、彼は手を引いてくれる人を捜し回った。この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰にはいった。(使徒の働き13:1~13:12)』
と言う、パウロに取っては思い出深き島なのです。今回、ここをあえて通り過ぎようとしたのは、もしかしたら、その時に、マルコとバルナバがキプロスに滞在していたかも知れません。バルナバに取っては、生まれ故郷だからです。
さて船は、かつてイエス様が来られたことがありますカナンの「ツロ」に上陸しました。明日も同じ箇所からとなります。》