◇◆◇日々のみ言葉
2020年3月1日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き21章26節~29節】
21:26 そこで、パウロはその人たちを引き連れ、翌日、ともに身を清めて宮にはいり、清めの期間が終わって、ひとりひとりのために供え物をささげる日時を告げた。
21:27 ところが、その七日がほとんど終わろうとしていた頃、アジヤから来たユダヤ人たちは、パウロが宮にいるのを見ると、全群衆をあおりたて、彼に手をかけて、
21:28 こう叫んだ。「イスラエルの人々。手を貸して下さい。この男は、この民と、律法と、この場所に逆らうことを、至る所ですべての人に教えている者です。そのうえ、ギリシヤ人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所をけがしています。」
21:29 彼らは前にエペソ人トロピモが町でパウロと一緒にいるのを見かけたので、パウロが彼を宮に連れ込んだのだと思ったのである。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。明日は先に行きましょう。
さて、小アジヤ州からやって来たパリサイ人や律法学者たちは、宮の中にいるパウロに気づきました。そしてパウロに手をかけ、こう叫んだのです。
「イスラエルの人々。手を貸して下さい。この男は、この民と、律法と、この場所に逆らうことを、至る所ですべての人に教えている者です。そのうえ、ギリシヤ人を宮の中に連れ込んで、この神聖な場所をけがしています。」
この理由として、ルカは、
「彼らは前にエペソ人トロピモが町でパウロと一緒にいるのを見かけたので、パウロが彼を宮に連れ込んだのだと思ったのである」と書き記しています。
トロピモとは、エペソの異邦人キリスト者です。エペソでの大女神アルテミスの騒動の後、パウロがマケドニヤに向けて伝道旅行をした時に同行しています。トロピモはアジヤの諸教会の代表者の一人であったと言われています。
ここでルカが書き記していますことは、小アジヤ州から来たユダヤ人たちは、以前にアジヤの町で、エペソ人のトロピモがパウロと一緒にいるのを見かけていたと言うことです。
そこで勘違いして、パウロが異邦人のトロピモを宮に連れ込んだと思い込んだわけです。おそらく四人の中の一人がトロピモであると誤解したと思われます。
ユダヤ人にとっては、昔もそして今もそうなのですが、異邦人は「人」ではありません。「犬」と同じ扱いなのです。よって、私たち日本人も彼らにとっては「人」ではありません。
しかし杉原千畝のような恩人は別です。彼の勇気ある行動には、本当に感謝ですね。
何度も申していますが、パウロがエルサレムに上ることは、本当に主のみ心であったのでしょうか。
もちろんすべてのことが、主イエス様の御手の中において起こっているわけですが。
この後、パウロは捕らえられてしまいます。》