◇◆◇日々のみ言葉
2020年3月6日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き21章39節~40節】
21:39 パウロは答えた。「私はキリキヤのタルソ出身のユダヤ人で、れっきとした町の市民です。お願いです。この人々に話をさせて下さい。」
21:40 千人隊長がそれを許したので、パウロは階段の上に立ち、民衆に向かって手を振った。そして、すっかり静かになった時、彼はヘブル語で次のように話した。
◎ショートメッセージ
《「一言お話ししてもよいでしょうか。」と、
パウロはギリシャ語で尋ねたのです。すると千人隊長は驚いて、ギリシャ語で答えました。
「あなたはギリシヤ語を知っているのか。するとあなたは、以前暴動を起こして、四千人の刺客を荒野に引き連れて逃げた、あのエジプト人ではないのか。」
「私はキリキヤのタルソ出身のユダヤ人で、れっきとした町の市民です。お願いです。この人々に話をさせて下さい。」
ここでパウロは、自分のことを「れっきとした町の市民」であると言っています。この時、パウロはなぜ自分がローマ市民であることを言わなかったのでしょうか。
この時点において、もし自分の身分を明かせば、釈放されたのかも知れないのです。事実この後、パウロはむち打たれる直前に、千人隊長に自分がローマ市民であることを明らかにしています。
使徒の働きによりますと、
『千人隊長はパウロの所に来て、
「あなたはローマ市民なのか、私に言ってくれ。」と言った。パウロは
「そうです。」と言った。すると、千人隊長は、
「私はたくさんの金を出して、この市民権を買ったのだ。」と言った。そこでパウロは、「私は生まれながらの市民です。」と言った。(使徒の働き22:27~22:28)』ことが書き記されています。
さて、千人隊長はパウロがユダヤの人々に話すことを許したので、パウロは階段の上に立ちました。
そして群衆に向かって、静まるように手を振っのです。何とこの後、群衆が静かになったのです。これは奇跡です。まさしく、聖霊様が臨まれたのです。
そして、すっかり静かになった時、パウロはヘブル語で話し出します。この後、パウロによる「ダマスコ途上における主イエス様との出会い」の証しとメッセージが語り出されます。
明日から、使徒の働きの学びも第22章になります。》