• 日々のみ言葉 2020年3月11日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年3月11日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き22章10節~13節】
    22:10「私が、『主よ。私はどうしたらよいのでしょうか。』と尋ねると、主は私に、『起きて、ダマスコに行きなさい。あなたがするように決められていることはみな、そこで告げられる。』と言われました。
    22:11 ところが、その光の輝きの為に、私の目は何も見えなかったので、一緒にいた者たちに手を引かれてダマスコにはいりました。
    22:12 すると、律法を重んじる敬虔な人で、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人が、
    22:13 私のところに来て、そばに立ち、『兄弟サウロ。見えるようになりなさい。』と言いました。すると、その時、私はその人が見えるようになりました。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。引き続き、パリサイ人や律法学者たちユダヤ人に向けて語られた、パウロのメッセージです。

     まず、なぜパウロが、ローマ軍の千人隊長に、自分を殺そうとしたユダヤ人たちに向かって話をすることを願ったのでしょうか。
     それは、同胞であるユダヤ人が、一人でも救われて欲しいからです。パウロは、この機会をチャンスと捉え、伝道メッセージを語ろうとしたのです。

     以前、コリント人への手紙に書き記した通りです。
    『私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得する為に、すべての人の奴隷となりました。
    ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。それはユダヤ人を獲得する為です。律法の下にある人々には、私自身は律法の下にはいませんが、律法の下にある者のようになりました。それは律法の下にある人々を獲得する為です。(第Ⅰコリント9:19~ 9:20)

     それゆえ最初に、「兄弟たち」と、呼びかけたのです。
    「兄弟たち」とは、同胞であることを示し、「父たち」とは、目上の者に対する尊敬の意を表わしています。

     そして、細心の注意を払いながら、パリサイ人や律法学者の立場に添って、主イエスとの出会いを語っているのです。

     証の中に、「アナニヤ」が登場します。
    「律法を重んじる敬虔な人で、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人が、私のところに来」たと言うことは、アナニヤが当時、本当にユダヤ社会に知れ渡っていたからです。

     パウロは、あえてアナニヤに現われた主イエスの事については、沈黙しています。そして、「律法を重んじる敬虔な人」「評判の良い」アナニヤが、『兄弟サウロ。見えるようになりなさい。』と言うと、見えるようになったと、強調しているのです。
     パウロは、ユダヤ人に対して、常に敬意を持って語っています。》

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