• 日々のみ言葉 2020年3月12日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年3月12日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き22章14節~16節】
    22:14「彼はこう言いました。『私たちの先祖の神は、あなたにみ心を知らせ、義なる方を見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです。
    22:15 あなたはその方の為に、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。
    22:16 さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい。』」

    ◎ショートメッセージ
    《『主よ。私はどうしたらよいのでしょうか。』
    『起きて、ダマスコに行きなさい。あなたがするように決められていることはみな、そこで告げられる。』

     パウロは、その光の輝きに打たれ、何も見えなくなってしまったことを語っています。そして一緒にいたユダヤ兵たちに手を引かれてダマスコにはいりました。
     すると、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤが、パウロのところに来て、そばに立ち、こう語ったのです。
    『兄弟サウロ。見えるようになりなさい。』

     すると、パウロは見えるようになったわけです。彼が最初に見たのはステパノでした。

     ステパノはこう言いました。
    『私たちの先祖の神は、あなたにみ心を知らせ、義なる方を見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです。
     あなたはその方の為に、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。
     さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい。』」

     パウロは、ここで「ナザレのイエス」と言う名前をあえて使用してはいません。主イエスが生きておられた時(公生涯)から、30数年後の今でも、主イエスは、「ナザレのイエス」と呼ばれていたのです。
     まさに福音書に書かれたとおりです。
    『そして、ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「この方はナザレ人と呼ばれる。」と言われた事が成就する為であった。(マタイの福音書2:23)』と。

     パウロは、「義なる方」、「その御名」と置き換えています。細心の注意を払って、語る言葉を選んでいるのです。なぜなら、パリサイ人や律法学者たちに取っては、「ナザレのイエス」の名は、聞きたくもない名前だからです。
     そしてアナニヤによって、主イエスの御名によるバプテスマを受けて、自分の罪を洗い流し、救われたのです。
     聖霊は、この時にも、アントニヤ要塞の前の広場に集まっていたパリサイ人や律法学者たちに働いていました。
     この中には、パウロの言葉によって、救われた者もいるはずです。イエス様は、何時いかなる時においても、その時その場において、ご自身の民を用意されておられるのです。》

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