◇◆◇日々のみ言葉
2020年3月13日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き22章17節~18節】
22:17 「こうして私がエルサレムに帰り、宮で祈っていますと、夢ごこちになり、
22:18 主を見たのです。主は言われました。『急いで、早くエルサレムを離れなさい。人々が私についてのあなたの証しを受け入れないからです。』」
◎ショートメッセージ
《アナニヤはパウロに言いました。
『私たちの先祖の神は、あなたにみ心を知らせ、義なる方を見させ、その方の口から御声を聞かせようとお定めになったのです。
あなたはその方の為に、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。
さあ、なぜためらっているのですか。立ちなさい。その御名を呼んでバプテスマを受け、自分の罪を洗い流しなさい。』と。
この後、アナニヤによってパウロはバプテスマを授かったと思われます。実際にパウロは、ユダヤの会堂において三日三晩目が見えない中、断食して祈っていたのです。その後にアナニヤが彼の所へ訪れるのです。
さて、ここでパウロは不思議なことを証しています。それは、アナニヤからバプテスマを受けた直後にエルサレムに戻ったと言うことです。
使徒の働きによりますと、
『そこでアナニヤは出かけて行って、その家にはいり、サウロの上に手を置いてこう言った。
「兄弟サウロ。あなたが来る途中でお現われになった主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされる為です。」
するとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようになった。彼は立ち上がって、バプテスマを受け、食事をして元気づいた。サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと共にいた。
そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。
「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちの所へ引いて行く為ではないのですか。」
しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。(使徒の働き9:17~9:22)』となっています。
この後、エルサレムに一度戻ったと言うことになります。この時、サウロは使徒たちには、会わなかった可能性が非常に高いと思われます。
主イエスは、神殿において祈っていたサウロに現われ、
「急いで、早くエルサレムを離れなさい。人々が私についてのあなたの証しを受け入れないからです。」と警告されました。と言うことは、エルサレムにおいても、サウロは伝道したことになります。
それゆえ、サウロは生まれ故郷であるタルソに、一時避難したのです。》