◇◆◇日々のみ言葉
2020年4月2日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き23章25節~30節】
23:25 そして、次のような文面の手紙を書いた。
23:26「クラウデオ・ルシヤ、つつしんで総督ペリクス閣下にごあいさつ申し上げます。
23:27 この者が、ユダヤ人に捕えられ、まさに殺されようとしていたとき、彼がローマ市民であることを知りましたので、私は兵隊を率いて行って、彼を助け出しました。
23:28 それから、どんな理由で彼が訴えられたかを知ろうと思い、彼をユダヤ人の議会に出頭させました。
23:29 その結果、彼が訴えられているのは、ユダヤ人の律法に関する問題のためで、死刑や投獄に当たる罪はないことがわかりました。
23:30 しかし、この者に対する陰謀があるという情報を得ましたので、私はただちに彼を閣下のもとにお送りし、訴える者たちには、閣下の前で彼のことを訴えるようにと言い渡しておきました。」
◎ショートメッセージ
《「今夜九時、カイザリヤに向けて出発できるように、歩兵二百人、騎兵七十人、槍兵二百人を整えよ。」
千人隊長は、パレスチナの総督ペリクスのもとに送り届ける為に、パウロの乗る馬の用意をさせました。
そして、ここに千人隊長の名前が記載されています。「クラウデオ・ルシヤ」です。彼が、総督ペリクスに手紙をしたためたと言うのです。
ところで、ここに摩訶不思議なことがあります。この手紙の内容は、書いたクラウデオ・ルシヤと、その手紙を開封して目を通したペリクスしか知らないはずです。
それにも関わらず、なぜルカは詳細におよんでまで、「使徒の働き」に書き記すことが出来たのでしょうか。
推測出来るとしたら、ただ一つです。それは後に、彼が、救われて弟子になったと言うことです。それゆえに、ルカは彼の名前を明らかにしているのではないでしょうか。
書いた当人ならば、その文章を正確に伝えることが出来ます。それにしてもクラウデオ・ルシヤは、パウロの甥の話を、なぜ素直に信じることが出来たのでしょうか。
もし偽りの情報であったとしたら、部隊の半数を移動させるのですから、当然責任が問われることになります。
それゆえ、その点においても、神様の不思議な摂理があるのではないでしょうか。
この手紙の中で、彼ははっきりと自分の見解を述べています。
『どんな理由で彼が訴えられたかを知ろうと思い、彼をユダヤ人の議会に出頭させました。その結果、彼が訴えられているのは、ユダヤ人の律法に関する問題の為で、死刑や投獄に当たる罪はないことがわかりました。』と。
主イエス様も同じでした。パウロは、主と同じ道を辿っているのです。主は十字架にかかられましたが、パウロは助け出されます。
なぜならローマに行くと言う預言が成就しなければならないからです。》