• 日々のみ言葉 2020年4月6日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年4月6日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き24章2節~8節】
    24:2 パウロが呼び出されると、テルトロが訴えを始めてこう言った。「ペリクス閣下。閣下のおかげで、私たちはすばらしい平和を与えられ、また、閣下のご配慮で、この国の改革が進行しておりますが、
    24:3 その事実をあらゆる面において、また至る所で認めて、私たちは心から感謝しております。
    24:4 さて、あまりご迷惑をおかけしないように、ごく手短に申し上げますから、ご寛容をもってお聞き下さるようお願いいたします。
    24:5 この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます。
    24:6 この男は宮さえもけがそうとしましたので、私たちは彼を捕えました。
    24:7 [本節欠如]
    24:8 閣下ご自身で、これらすべてのことについて彼をお調べ下さいますなら、私たちが彼を訴えております事がらを、おわかりになっていただけるはずです。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日から使徒の働きの学びも、24章に入りました。

     さて、パウロがエルサレムからカイザリヤへ移送されてから五日の後、大祭司アナニヤは、数人の長老およびテルトロという弁護士と一緒に下って来ました。そして、パウロを総督ペリクスに訴えたのです。

     パウロは、総督の裁判の場に呼び出されました。
     そこへ、ユダヤ人でありながらローマ市民でもあったテルトロが、訴状内容について弁明を始めたと言うわけです。

     彼はまず総督に対するご機嫌取りのような賛辞を述べます。もちろん彼はローマ市民であるゆえ、尊敬の念を持って言っているかと思われます。

    「ペリクス閣下。閣下のおかげで、私たちはすばらしい平和を与えられ、また、閣下のご配慮で、この国の改革が進行しておりますが、その事実をあらゆる面において、また至る所で認めて、私たちは心から感謝しております。
     さて、あまりご迷惑をおかけしないように、ごく手短に申し上げますから、ご寛容をもってお聞き下さるようお願いいたします。」

     最初の導入で、「私たち」と言っていますから、ここから彼がユダヤ人であることは、ほぼ間違いないと思われます。

     次にテルトロは、三つの論告をします。
     第一番目は、
    『この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者で』であると言うことです。
     尾山令仁師によれば、「この表現は、非礼な言い方で、パウロが道徳的に、最も程度の低い人間であることを示唆している」と言うことです。
     また「ペストのような存在」とは、この当時、ローマ市やアレクサドリヤ市において、ユダヤ人はそのような存在として、忌み嫌われていたからです。続きは明日に。》

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