• 2020年4月12日 イースター礼拝メッセージの概要

    ◇◆◇2020年4月12日 第二主日イースター礼拝
    ◎本日の聖書箇所【ルカの福音書24章1節~11節】(新改訳第二版・新約p.154上段)
    24:1 週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着いた。
    24:2 見ると、石が墓からわきにころがしてあった。
    24:3 はいって見ると、主イエスのからだはなかった。
    24:4 そのため女たちが途方にくれていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が、女たちの近くに来た。
    24:5 恐ろしくなって、地面に顔を伏せていると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。
    24:6 ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられた頃、お話しになったことを思い出しなさい。
    24:7 人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
    24:8 女たちはイエスのみ言葉を思い出した。
    24:9 そして、墓から戻って、十一弟子とそのほかの人たち全部に、一部始終を報告した。
    24:10 この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであった。彼女たちと一緒にいた他の女たちも、このことを使徒たちに話した。
    24:11 ところが使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。

    ◎ショートメッセージ
    《今日はイースターとなります。主イエス様が復活されたことを記念しお祝いする日です。「週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着き」ました。
     10節によりますと、この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとなっています。ヨハンナは、ヘロデ・アンテパスの執事クーザの妻です。しかしその他にも一緒にいた女たちがいました。
     マタイによりますと、サロメがいたことが書き記されています。サロメとは、ゼベダイの子らの母であり、主イエスの母マリヤの妹にあたります。彼女たちが墓に到着した時には、すでにローマ兵の四人の見張りが逃げた後でした。そして墓に入って見ますと、主イエス様の御体はなく、彼女たちが途方に暮れていますと、二人の御使いが現われたのです。
    「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられた頃、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
     この言葉こそ、私たちの最大の慰めであり、かつ希望を与えるものです。女たちも、そして十一使徒たちも、誰もが主イエス様がよみがえられることを信じていなかったのです。
     主イエス様は、公生涯において三人の人をよみがえらせました。しかし、その本人が十字架上で死なれた時、一体誰が主イエス様をよみがえらせることが出来るのでしょうか。
    『「さあ、これから、私たちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。そして、あざけり、むち打ち、十字架につけるため、異邦人に引き渡します。しかし、人の子は三日目によみがえります。」(マタイの福音書20:18~20:19)』この言葉を弟子たちは誰も理解出来ませんでした。
    しかし、主はこの預言通りに、死んでから三日目、聖霊によってよみがえられるのです。
     使徒パウロは、その書簡において、キリストの復活について、述べています。「福音」とは、この「復活」を指すのです。
    『もし、死者がよみがえらないのなら、キリストもよみがえらなかったでしょう。そして、もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです。そうだったら、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのです。
     もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
     というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの人を通して来たからです。
    すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。(第Ⅰコリント15:16~15:22)』
     また、パウロは、『最後の敵である死も滅ぼされます。(第Ⅰコリント15:26)』とも言っています。悪魔の最大の武器は、「死」です。しかし主イエス様は、「永遠のいのち」に至る道を回復して下さいました。それが、よみがえりなのです。
     世界はまさに、新型肺炎コロナ・ウィルスによって、壊滅的状況に追い込まれています。いつ日本が、アメリカやイタリヤのようになるのかは分かりませんが、このお方だけが真の神様であられ、唯一救い出して下さるお方です。そして、このお方だけが「まことの命」を握っておられるのです。イースター、おめでとうございます。》

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