◇◆◇日々のみ言葉
2020年4月16日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き24章27節】
24:27 二年たって後、ポルキオ・フェストがペリクスの後任になったが、ペリクスはユダヤ人に恩を売ろうとして、パウロを牢につないだままにしておいた。
◎ショートメッセージ
《今日は、今までの復習となります。
エルサレムの警備に当たっていた千人隊長ルシヤによって、パウロは、カイザリヤに在駐していますユダヤ州のローマ総督ペリクスの下に移送されて来ました。
そしてその五日後、大祭司アナニヤは、弁護士テルトロと、証人としての長老たち数人を引き連れて告訴にやって来たのです。
テルトロはペリクスの前で訴訟します。
「ペリクス閣下。閣下のおかげで、私たちはすばらしい平和を与えられ、また、閣下のご配慮で、この国の改革が進行しておりますが、その事実をあらゆる面において、また至る所で認めて、私たちは心から感謝しております。
さて、あまりご迷惑をおかけしないように、ごく手短に申し上げますから、ご寛容をもってお聞きくださるようお願いいたします。この男は、まるでペストのような存在で、世界中のユダヤ人の間に騒ぎを起こしている者であり、ナザレ人という一派の首領でございます。この男は宮さえもけがそうとしましたので、私たちは彼を捕えました。
そして私たちが自分たちの律法で彼をさばこうとしたところ、千人隊長ルシヤがやって来て、無理やりに彼を私たちの手から奪い、彼を訴える者は、あなたの前に来るようにと命じました。
閣下ご自身で、これらすべてのことについて彼をお調べ下さいますなら、私たちが彼を訴えております事がらを、おわかりになっていただけるはずです。」
パウロは弁明の為に立ち上がり、こう答えます。
「閣下が多年に渡り、この民の裁判をつかさどる方であることを存じておりますので、私は喜んで弁明いたします。お調べになればわかることですが、私が礼拝のためにエルサレムに上って来てから、まだ十二日しかたっておりません。
そして、宮でも会堂でも、また市内でも、私がだれかと論争したり、群衆を騒がせたりするのを見た者はありません。いま私を訴えていることについて、彼らは証拠をあげることができないはずです。
しかし、私は、彼らが異端と呼んでいるこの道に従って、私たちの先祖の神に仕えていることを、閣下の前で承認いたします。私は、律法にかなうことと、預言者たちが書いていることとを全部信じています。
また、義人も悪人も必ず復活するという、この人たち自身も抱いている望みを、神にあって抱いております。そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、と最善を尽くしています。
さて私は、同胞に対して施しをし、また供え物をささげるために、幾年ぶりかで帰って来ました。その供え物のことで私は清めを受けて宮の中にいたのを彼らに見られたのですが、別に群衆もおらず、騒ぎもありませんでした。ただアジヤから来た幾人かのユダヤ人がおりました。
もし彼らに、私について何か非難したいことがあるなら、自分で閣下の前に来て訴えるべきです。でなければ、今ここにいる人々に、議会の前に立っていたときの私にどんな不正を見つけたかを言わせて下さい。」
ペリクスは、彼らに命じ、裁判を延期するのです。
「千人隊長ルシヤが下って来るとき、あなたがたの事件を解決することにしよう。」
そして、それから二年が経ちました。明日も同じ箇所からです。》