◇◆◇日々のみ言葉
2020年4月23日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き25章10節~12節】
25:10 すると、パウロはこう言った。「私はカイザルの法廷に立っているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。あなたもよくご存じのとおり、私はユダヤ人にどんな悪いこともしませんでした。
25:11 もし私が悪いことをして、死罪に当たることをしたのでしたら、私は死をのがれようとはしません。しかし、この人たちが私を訴えていることに一つも根拠がないとすれば、だれも私を彼らに引き渡すことはできません。私はカイザルに上訴します。」
25:12 そのとき、フェストは陪席の者たちと協議したうえで、こう答えた。「あなたはカイザルに上訴したのだから、カイザルのもとへ行きなさい。」
◎ショートメッセージ
《パウロは力強く弁明します。
「私は、ユダヤ人の律法に対しても、宮に対しても、またカイザルに対しても、何の罪も犯してはおりません。」
しかしローマ総督フェストは、パウロに尋ねるのです。
「あなたはエルサレムに上り、この事件について、私の前で裁判を受けることを願うか。」
その後のパウロとフェストの会話が、本日の聖書箇所となります。
「私はカイザルの法廷に立っているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。あなたもよくご存じのとおり、私はユダヤ人にどんな悪いこともしませんでした。
もし私が悪いことをして、死罪に当たることをしたのでしたら、私は死をのがれようとはしません。しかし、この人たちが私を訴えていることに一つも根拠がないとすれば、だれも私を彼らに引き渡すことはできません。私はカイザルに上訴します。」
フェストが尋ねたことの真意は、パウロにユダヤ人として、エルサレムで裁判を受けるか、と言うことであったのです。
しかしこの弁明では、パウロはローマ市民として答えています。その表われが、「私はユダヤ人にどんな悪いこともしません。」と言う言葉です。
パウロはローマ市民の当然の権利として、カイザルに上訴したのです。と言うことは、パウロはローマに行かなければならないことになります。
ここで、ようやく御霊によって示された通りにローマへの道が開かれることになります。おそらくパウロはローマ市民でありながら、一度もローマを見たことはなかったはずです。
しかし私は思うのです。
もしパウロが御霊によって教会の兄弟たち、また預言者アガボの言葉に従っていたら、この二年間にもおよぶカイザリヤでの牢獄生活の期間は存在せず、もっと早く伝道者としてローマに行っていたのではないかと。そしてもっと多くの実を結んだのではないかと。
明日も同じ箇所からとなります。》