• 日々のみ言葉 2020年4月29日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年4月29日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き25章22節~23節】
    25:22 すると、アグリッパがフェストに、「私も、その男の話を聞きたいものです。」と言ったので、フェストは、「では、明日お聞き下さい。」と言った。
    25:23 こういうわけで、翌日、アグリッパとベルニケは、大いに威儀を整えて到着し、千人隊長たちや市の首脳者たちにつき添われて講堂にはいった。そのとき、フェストの命令によってパウロが連れて来られた。

    ◎ショートメッセージ
    《「ペリクスが囚人として残して行ったひとりの男がおります。
     私がエルサレムに行ったとき、祭司たちとユダヤ人の長老たちとが、その男のことを私に訴え出て、罪に定めるように要求しました。
     そのとき私は、『被告が、彼を訴えた者の面前で訴えに対して弁明する機会を与えられないで、そのまま引き渡されるということはローマの慣例ではない。』と答えておきました。
     そういうわけで、訴える者たちがここに集まったとき、私は時を移さず、その翌日、裁判の席に着いて、その男を出廷させました。
     訴えた者たちは立ち上がりましたが、私が予期していたような犯罪についての訴えは何一つ申し立てませんでした。
     ただ、彼と言い争っている点は、彼ら自身の宗教に関することであり、また、死んでしまったイエスという者のことで、そのイエスが生きているとパウロは主張しているのでした。
     このような問題をどう取り調べたらよいか、私には見当がつかないので、彼に『エルサレムに上り、そこで、この事件について裁判を受けたいのか。』と尋ねたところが、パウロは、皇帝の判決を受けるまで保護してほしいと願い出たので、彼をカイザルのもとに送る時まで守っておくように、命じておきました。」

     フェストは、アグリッパに申し出たのです。もちろんベルニケも同席していました。

    「私も、その男の話を聞きたいものです。」
    「では、明日お聞き下さい。」

     この会話から、アグリッパはパウロとは面識がないことは明白です。もっとも、彼らはローマの宮廷育ちですので、接点はないと言えば当然です。
     しかし、この後、フェストの法廷で行なわれたパウロの弁明の時には、全く知らないと言うのではなく、その噂は聞き及んでいた節があります。

     さて翌日、カイザリヤにある講堂に、王としての立派な装いをして、アグリッパとベルニケは、家臣を連れてやって来ます。
     そしてフェストが裁判席に着くと、パウロがローマ兵に連れて来られます。まさに、主イエス様の言葉が成就します。
     パウロは、たった一人、主の証人として、弁明を行なうのです。》

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