◇◆◇日々のみ言葉
2020年5月3日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き26章1節~3節】
26:1 すると、アグリッパがパウロに、「あなたは、自分の言い分を申し述べてよろしい。」と言った。そこでパウロは、手を差し伸べて弁明し始めた。
26:2 「アグリッパ王。私がユダヤ人に訴えられているすべてのことについて、今日、あなたの前で弁明できることを、幸いに存じます。
26:3 特に、あなたがユダヤ人の慣習や問題に精通しておられるからです。どうか、私の申し上げることを、忍耐をもってお聞き下さるよう、お願いいたします。
◎ショートメッセージ
《昨日から使徒の働きは26章に入りました。そして昨日と同じ箇所からとなります。
「あなたは、自分の言い分を申し述べてよろしい。」
「アグリッパ王。私がユダヤ人に訴えられているすべてのことについて、きょう、あなたの前で弁明できることを、幸いに存じます。特に、あなたがユダヤ人の慣習や問題に精通しておられるからです。どうか、私の申し上げることを、忍耐をもってお聞き下さるよう、お願いいたします。」
パウロは、アグリッパ王に敬意を表わし、また謙遜な心持ちで語りかけています。これは以前パウロが「ローマ人への手紙」に書き送ったことを、自ら実践しているからです。
ローマ人への手紙によりますと、
『人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。
したがって、権威に逆らっている人は、神の定めにそむいているのです。そむいた人は自分の身にさばきを招きます。
支配者を恐ろしいと思うのは、良い行ないをするときではなく、悪を行なうときです。権威を恐れたくないと思うなら、善を行ないなさい。そうすれば、支配者からほめられます。
それは、彼があなたに益を与えるための、神のしもべだからです。しかし、もしあなたが悪を行なうなら、恐れなければなりません。彼は無意味に剣を帯びてはいないからです。彼は神のしもべであって、悪を行なう人には怒りをもって報います。
ですから、ただ怒りが恐ろしいからだけでなく、良心のためにも、従うべきです。(ローマ書13:1~13:5)』と書かれています。
ローマ書によれば、あなたや私の上司は、神様が、主イエス様があえて立てられた権威であると言うことです。
もちろん、神様が優先順序の第一であることは、紛れもない真実です。主イエス様への信仰を捨て去る命令、あるいは十戒に反する罪、すなわち一般的な社会犯罪を犯させるような命令には従う必要はありません。
それだからこそ、昔のキリシタンは、二十六聖人を始め、多くのキリスト者が、神様に従って、殉教して行ったのです。》