◇◆◇2020年5月3日 第一主日礼拝
◎本日の聖書箇所【使徒の働き1章8節】
1:8 「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」
◎メッセージの概要【私の証人とは?】
《今日から、また「使徒の働き」の学びに戻ります。主イエス様は、昇天される最後の日、すなわち復活されてから40日目のことです。オリーブ山に十一弟子たちを連れて行きながら、道々お話になられました。その時に再度、聖霊が降られることを約束されたのです。
十字架にかけられるその日(ユダヤでは午後6時から新しい一日が始まりますが)、最後の晩餐において、主イエス様は使徒たちに、聖霊について、このように教えられました。
『「私は父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと共におられる為にです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたと共に住み、あなたがたのうちにおられるからです。」』
また、
『「しかし、助け主、すなわち、父が私の名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、私があなたがたに話したすべてのことを思い起こさせて下さいます。」』とも教えられたのです。
大切な事は、「この方」と主が言われたことです。聖霊は創造主なる神様、ヤーヴェの第三位格のお方で神様なのです。私たちと同じように人格を持っています。力ではありません。
それでは、「あなたがたは力を受けます」と言われましたが、この「力」とは何の力なのでしょうか。ガリラヤ伝道の初期の頃、主イエス様は十二弟子をユダヤの町や村に二人ずつ6組にして遣わされた事がありました。
『イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直す為であった。「行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」』
この「権威」こそが「力」であって、それは聖霊の成される御わざなのです。
次に「エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」と約束されましたが、「私の証人」とは、何をあかしする人々の事でしょうか。
ヨハネによりますと、
『「私が父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来る時、その御霊が私についてあかしします。あなたがたもあかしするのです。初めから私と一緒にいたからです。」』と書き記されています。
「私についてあかしします」、すなわち主イエス様をあかしするのです。十字架に掛けられ死なれ、三日目によみがえられ、今も生きておられる主イエス様をあかしするのです。
『「私がまだあなたがたと一緒にいた頃、あなたがたに話した言葉はこうです。私についてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。』
弟子たちがそうであったように、私たちにもこの使命が授けられています。私たちも「主の証人」なのです。私たち一人一人、日本の滅び行く人々に遣わされた「主の証人」なのです。》