◇◆◇日々のみ言葉
2020年5月5日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き26章6節~7節】
26:6「そして今、神が私たちの先祖に約束されたものを待ち望んでいることで、私は裁判を受けているのです。
26:7 私たちの十二部族は、夜も昼も熱心に神に仕えながら、その約束のものを得たいと望んでおります。王よ。私は、この希望のためにユダヤ人から訴えられているのです。」
◎ショートメッセージ
《「では申し述べますが、私が最初から私の国民の中で、またエルサレムにおいて過ごした若い時からの生活ぶりは、すべてのユダヤ人の知っているところです。
彼らは以前から私を知っていますので、証言するつもりならできることですが、私は、私たちの宗教の最も厳格な派に従って、パリサイ人として生活してまいりました。」
当時のエルサレムにおいて、様々な律法学者がおりましたが、その中でも最も尊敬されていたのが、パリサイ派でした。
そして、そのパリサイ派に属している律法学者を、「パリサイ人」と呼んでいたのです。
彼らは、「口伝律法」すなわち「昔の人の言い伝え(ミシュナ)」を厳格に遵守する人たちだったのです。パウロは、そのパリサイ派の中においても、最も優れた教師(ラビ)であったガマリエルの門下生でした。そのことを知らない律法学者はいないとも言っています。
そして、その発言の続きが今日の聖書箇所となります。
「そして今、神が私たちの先祖に約束されたものを待ち望んでいることで、私は裁判を受けているのです。」
パウロが言及していますことは、モーゼ五書からの引用です。
『あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたの為に起こされる。彼に聞き従わなければならない。
これはあなたが、ホレブであの集まりの日に、あなたの神、主に求めたそのことによるものである。あなたは、
「私の神、主の声を二度と聞きたくありません。またこの大きな火をもう見たくありません。私は死にたくありません。」と言った。
それで主は私に言われた。
「彼らの言ったことはもっともだ。私は彼らの同胞のうちから、彼らの為にあなたのようなひとりの預言者を起こそう。私は彼の口に私の言葉を授けよう。彼は、私が命じることをみな、彼らに告げる。私の名によって彼が告げる私の言葉に聞き従わない者があれば、私が彼に責任を問う。」(申命記18:15~18:19)』
この「預言者」こそが、メシヤなのです。そしてユダヤ人たちが待ち望んでいた者です。彼らは、今現在も待ち望んでいます。しかしメシヤニック・ジューのユダヤ人たちは、パウロと同じように、待ち望んでいた方に出会いました。明日も同じ箇所からです。》