• 日々のみ言葉 2020年5月9日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年5月9日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き26章12節~13節】
    26:12「このようにして、私は祭司長たちから権限と委任を受けて、ダマスコへ出かけて行きますと、
    26:13 その途中、正午ごろ、王よ、私は天からの光を見ました。それは太陽よりも明るく輝いて、私と同行者たちとの回りを照らしたのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《パウロの弁明と証しは続きます。
    「以前は、私自身も、ナザレ人イエスの名に強硬に敵対すべきだと考えていました。そして、それをエルサレムで実行しました。祭司長たちから権限を授けられた私は、多くの聖徒たちを牢に入れ、彼らが殺される時には、それに賛成の票を投じました。
     また、すべての会堂で、しばしば彼らを罰しては、強いて御名をけがす言葉を言わせようとし、彼らに対する激しい怒りに燃えて、ついには国外の町々にまで彼らを追跡して行きました。」

     サウロは、執拗にエルサレムから逃れた「主にある兄弟姉妹」を追跡して行きました。彼の中には、それこそが真の神様に仕えていることであると堅い信念があったからです。 サウロは旧約聖書に通じていました。そればかりではありません。パリサイ派の律法学者として、またユダヤ最高議会の若き青年議員として、使命と責任に燃えていたのです。
     ある時、ダマスコに多くの「ナザレ派」の者たちが潜んでいると言う情報がもたらされました。
     すぐにもサウロは、議会の承諾を取って、祭司長たちから権限と委任を受け、数十人のユダヤ兵と共にダマスコに向かったのです。

     何と言う悲劇でしょう。
    「ナザレ人イエス」の名前こそが、人間に与えられている唯一の救いの御名であるにもかかわらず。
     今でも、多くのユダヤの人々が、メシヤを待ち望んでいます。二千年前にすでに訪れて来て下さったにもかかわらず。
     今でも、彼らは以前のサウロのように、主イエスに反抗しているのです。しかし哀れみ深い主は、「白い衣を着た男の人」として、直接ご自身が選ばれたユダヤ人に現われて下さっています。そして誕生したのが、「メシヤニック・ジュー」です。
     すなわち、「主イエスをメシヤとして信じるユダヤ人」と言う意味です。彼らは、主イエスを信じ生まれ変わりましたが、ユダヤ人として律法を守り続けている人々です。サウロが生まれ変わってパウロになったように。

     さて、サウロは馬もしくはロバに乗って、ダマスコに向かいました。ダマスコは、ガリラヤ湖よりもさらに北上し、エルサレムから距離にして200キロ以上あります。よって当然、一日で到達出来る距離ではありません。しかも兵たちは徒歩なのです。最低でも丸5日はかかったと思われます。
     エルサレムを出発して5日目の昼のことです。「メシヤニック・ジュー」の人々と同じように、サウロにも、超自然的に主イエス様が現われて下さいます。》

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