◇◆◇日々のみ言葉
2020年6月6日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き27章33節~38節】
27:33 ついに夜の明けかけたころ、パウロは、一同に食事をとることを勧めて、こう言った。「あなたがたは待ちに待って、きょうまで何も食べずに過ごして、十四日になります。
27:34 ですから、私はあなたがたに、食事をとることを勧めます。これであなたがたは助かることになるのです。あなたがたの頭から髪一筋も失われることはありません。」
27:35 こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝をささげてから、それを裂いて食べ始めた。
27:36 そこで一同も元気づけられ、みなが食事をとった。
27:37 船にいた私たちは全部で二百七十六人であった。
27:38 十分食べてから、彼らは麦を海に投げ捨てて、船を軽くした。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
昨日は、パウロの預言について、もう一度確認しました。そして今日は食事の場面からさらに学んで行きたいと思います。
「あなたがたは待ちに待って、きょうまで何も食べずに過ごして、十四日になります。ですから、私はあなたがたに、食事をとることを勧めます。これであなたがたは助かることになるのです。あなたがたの頭から髪一筋も失われることはありません。」
私たちが生きて行く為には「食事」が必要です。私たちは肉体を持っていますから、何も食べなければ、肉体は力を失い、やがて衰えてしまいます。パンは必要です。そしてそのことを、天の父は知っているとイエス様は言われています。
『「そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイの福音書 6:31~ 6:33)』と。
しかし、それだけではありません。私たちは「パンだけで生きるのではない」とも、主イエス様は言われるのです。
『イエスは、悪魔の試みを受ける為、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。そして、四十日四十夜断食した後で、空腹を覚えられた。すると試みる者が近づいて来て言った。
「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」
イエスは答えて言われた。
「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言葉による。」(マタイの福音書 4:1 ~ 4:4抜粋)』
この時、人々はパウロを中心として座っていたのかも知れません。パウロはパンを取り、一同の前で神様に感謝をささげてから、それを裂いて食べ始めました。パンは余りあるほど、たくさんありました。
しかし、もう一つの「生ける御言葉」のパンは、使徒パウロの口から語られ、人々に与えられたのです。それがパウロの勧めであり、また感謝なのです。
「あなたがたの頭から髪一筋も失われることはありません。」
クリスチャンの語る言葉に注意が必要です。私たちは、主イエス様を知らないこの世の人々と同じ言葉を使ってはならないのです。私たちが語る言葉の中には、勇気と希望と慈愛が満ち溢れている必要があるからです。
創造主は、言葉によって、この世界を創造されたのです。「光よ。あれ」と。》