• 日々のみ言葉 2020年6月14日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年6月14日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き28章9節~10節】
    28:9 このことがあってから、島のほかの病人たちも来て、直してもらった。
    28:10 それで彼らは、私たちを非常に尊敬し、私たちが出帆するときには、私たちに必要な品々を用意してくれた。

    ◎ショートメッセージ
    《さて、パウロ一行が流れ着いた「湾」の場所の近くに、島の首長でポプリオという人の領地がありました。この人は、マルタ島におけるローマ市民の中でも最高の地位にある者であったのです。「ポプリオ」とはラテン語音読みです。ローマ市は、ラテン語とギリシャ語を公用語にしていたのです。
     ところで、現在においてはラテン語を公用語としている国はバチカン市国だけです。もっともイタリヤ語も公用語として用いてはいますが。
     しかし、一番驚きますことは、ローマ・カトリックの司祭や司教や枢機卿たちが、皆ラテン語を読み書き話すことが出来ると言うことです。それはどこの国の出身であったとしてもです。彼らは、ラテン語で意思を通じ合うことが出来るのです。まさに「カトリック(普遍的)」です。

     さて、島のトップであるポプリオの父の病を、破船して流れ着いたパウロと言う囚人が、不思議な名前を用いて直した、と言ううわさは、たちまち島全体に駆け巡りました。 そして島中の人々は、他の病人を連れて来たり、または運び込み、みな直してもらったと言うのです。
     この時、パウロと一緒にいたルカとアリスタルコも、主イエスの御名を用いてこのミニストリーに携わったと思われます。
     それ故に、ルカは、「それで彼らは、私たちを非常に尊敬し、私たちが出帆するときには、私たちに必要な品々を用意してくれた」と証しているのです。

     主イエス様がまさに言われた通りです。
    『「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。」(ルカの福音書6:38)』と。

     またこのようにも言われました。
    『「病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。胴巻に金貨や銀貨や銅貨を入れてはいけません。旅行用の袋も、二枚目の下着も、くつも、杖も持たずに行きなさい。働く者が食べ物を与えられるのは当然だからです。(マタイの福音書10:8~10:10)』と。

     主イエス様の弟子は、本当に保証されているのです。もちろん弟子には、主人に従うと言う義務があるわけですが。》

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