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日々のみ言葉 2020年6月20日(土)
◇◆◇日々のみ言葉
2020年6月20日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き28章16節～20節】
28:16 私たちがローマにはいると、パウロは番兵付きで自分だけの家に住むことが許された。
28:17 三日の後、パウロはユダヤ人のおもだった人たちを呼び集め、彼らが集まったときに、こう言った。「兄弟たち。私は、私の国民に対しても、先祖の慣習に対しても、何一つそむくことはしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に渡されました。
28:18 ローマ人は私を取り調べましたが、私を死刑にする理由が何もなかったので、私を釈放しようと思ったのです。
28:19 ところが、ユダヤ人が反対した為、私はやむなくカイザルに上訴しました。それは、私の同胞を訴えようとしたのではありません。
28:20 このようなわけで、私は、あなたがたに会ってお話ししようと思い、お招きしました。私はイスラエルの望みの為にこの鎖につながれているのです。」◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
「私たち」とは、パウロとルカとアリスタルコの一行を指します。パウロは、ローマ兵の番兵の見張りが条件ですが、自分だけの家に住むことが許されました。おそらくこの家の賃貸料は、ルカとアリスタルコが用意することになったと思われます。
なぜなら、いくらローマ市民であっても、カイザルに直訴した囚人と言う立場はかわらないからです。
さて、クラウディウスの時に、ローマにいたユダヤ人に退去命令が出されましたが、次のネロの時代になってからは、その命令が取り消されたと思われます。
よって、以前ローマに住んでいたユダヤ人たちが戻って来ていたのです。パウロは、ローマに滞在しているユダヤ人指導者を呼び集めたのです。なぜなら、パウロは軟禁状態であって、自ら赴くことは出来ません。よって、ユダヤ人指導者たちに出向いてもらったわけです。「兄弟たち。私は、私の国民に対しても、先祖の慣習に対しても、何一つそむくことはしていないのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に渡されました。
ローマ人は私を取り調べましたが、私を死刑にする理由が何もなかったので、私を釈放しようと思ったのです。
ところが、ユダヤ人が反対した為、私はやむなくカイザルに上訴しました。それは、私の同胞を訴えようとしたのではありません。このようなわけで、私は、あなたがたに会ってお話ししようと思い、お招きしました。私はイスラエルの望みの為にこの鎖につながれているのです。」ここでパウロは、へりくだって、ローマに滞在するユダヤ人指導者たちに話しかけています。それは、もしエルサレムから使者が遣わされて、パウロをカイザルに訴えるとしたら、彼らにその任と責任が課せられることになるからです。
よって、まずは「主イエス」についての真理を述べて、少しでも誤解を解いておきたいと願ったのではないでしょうか。》
