◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月2日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書1章4節~5節】
1:4 アラムにアミナダブが生まれ、アミナダブにナアソンが生まれ、ナアソンにサルモンが生まれ、
1:5 サルモンに、ラハブによってボアズが生まれ、ボアズに、ルツによってオベデが 生まれ、オベデにエッサイが生まれ、
◎ショートメッセージ
《現代訳では、
『1:4アラムの子はアミナダブ、アミナダブの子はナアソン、ナアソンの子はサルモン、
1:5サルモンの子はボアズで、売春婦であったラハブから生まれた者であり、ボアズの子はオベデで、異邦人ルツから生まれ者であり、オベデの子はエッサイ』となっています。
さて、この系図の中には、二人の女性の名前が登場します。まず始めに「ラハブ」です。この名前もユダヤ人たちは、良く知っています。
ヨシュア記によりますと、
『ヌンの子ヨシュアは、シティムからひそかに二人の者を斥候として遣わして、言った。「行って、あの地とエリコを偵察しなさい。」
彼らは行って、ラハブという名の遊女の家にはいり、そこに泊まった。
エリコの王に、
「今、イスラエル人のある者たちが、今夜この地を探るために、はいって来ました。」と告げる者があったので、エリコの王はラハブのところに人をやって言った。
「あなたのところに来て、あなたの家にはいった者たちを連れ出しなさい。その者たちは、この地のすべてを探るために来たのだから。」
ところが、この女はその二人の人をかくまって、こう言った。
「その人たちは私のところに来ました。しかし、私はその人たちがどこから来たのか知りませんでした。その人たちは、暗くなって、門が閉じられるころ、出て行きました。その人たちがどこへ行ったのか存じません。急いで彼らのあとを追ってごらんなさい。追いつけるでしょう。」
彼女はふたりを屋上に連れて行き、屋上に並べてあった亜麻の茎の中に隠していたのである。(ヨシュア記2:1~2:6)』と書かれています。
こうして遊女すなわち売春婦であったラハブは、ヨシュアが遣わした二人の斥候をかくまい、そして逃がすのです。
斥候は言います。
「私たちが、この地にはいって来たなら、あなたは、私たちをつり降ろした窓に、この赤いひもを結びつけておかなければならない。また、あなたの父と母、兄弟、また、あなたの父の家族を全部、あなたの家に集めておかなければならない。」と。
ラハブは言います。
「お言葉どおりにいたしましょう。」
そして彼女は窓に赤いひもを結びます。このしるしは、主イエス・キリストが十字架によって流される血潮を予表しています。
この後、ラハブの家族全員が救い出されます。そしてイスラエルの中に住むことを許されるのです。その証しとして、サルモンが遊女であったラハブを妻にします。もしかしたら、ヨシュアが遣わした斥候の一人が、サルモンではないかと私は思っています。
明日も同じ箇所からとなります。》