◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月12日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書1章22節~23節】
1:22 このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。
1:23「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちと共におられる、という意味である。)
◎ショートメッセージ
《「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救って下さる方です。」
新約聖書は、ほとんどギリシャ語で書かれています。ヨセフはれっきとしたユダヤ人です。マルコやパウロはギリシャ語がしゃべれましたが、ヨセフはしゃべれなかった可能性は非常に高いのです。当時の公用語は、バビロンの言葉であったアラム語です。
よって御使い(おそらくガブリエル)は、マリヤの産む男の子の名前を、「イエホシュア」もしくはヘブル語で「ヨシュア」のどちらかを告げたことが真実となります。
さて今日の日々のみ言葉の聖書箇所は、マタイによる注釈となります。しかし本当に、マタイ自身がイザヤ書からの引用をもとに、このような注釈を施したのでしょうか。私はそうではないと考えています。
つまり、主イエス様ご自身から教わったのです。
ルカは、
『「私がまだあなたがたと一緒にいた頃、あなたがたに話した言葉はこうです。私についてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」
そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた。
「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。」(ルカの福音書24:44~24:48抜粋)』と書き記しています。
この時、使徒トマスはいませんでした。それから一週間後に再び主は弟子たちに現われ、トマスと会われ、再度聖書からご自身の預言について教えられたことと思います。 それだからこそ、マタイはこのように書き記すことが出来たのです。
「インマヌエル」
何と心地よい響きでしょうか。
「神は私たちと共におられる」
この世界を創造された、真の神様は、私やあなたと共にいて下さると言うのです。
主イエス・キリストを信じるすべての者に、この約束は当てはまります。十字架の御わざと流された尊い血潮によって、この約束は適用されるのです。》