• 日々のみ言葉 2020年7月14日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年7月14日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書1章24節~25節】
    1:24 ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、
    1:25 そして、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。
    「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救って下さる方です。」

     御使いは、「夢」と言う形でヨセフに現われました。「ヨセフは眠りからさめ」と書かれていますことから、昼夢ではなく、眠っていたことは間違いありません。

    「その妻を迎え入れ」た事とは、マリヤのお腹の子が自分の子であることを認めた事です。これはどのような事かと言いますと、一年間の婚約期間を待たずに、マリヤと関係を持ったことを認めたと言う事です。
     当時のユダヤでは、結婚は親同士が決めます。よって一年間は互いを知る期間となり、まだ一緒に住むことは許されません。その期間であっても、律法の上では、夫であり妻なのです。
     よってヨセフは、その期間を待つことが出来なかった「愚か者」と見なされるわけです。普通、一年後には盛大な祝宴がもたれます。しかも七日間続きます。しかし、ヨセフとマリヤの場合には、盛大な祝宴は催されなかった可能性が高いのです。

     さて、「子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく」と、マタイは書き記していますが、ローマ・カトリックは、これ以後もヨセフはマリヤと夫婦関係は持たなかったと理解しています。
     なぜなら、聖母マリヤは「永遠の処女」なる存在だからです。しかしマタイは、はっきりと書き記しています。「子どもが生まれるまで」と。もちろん生まれて来る子は、主イエス・キリストです。

     そして聖書は、さらに明確に書き記しています。それは、主イエスには、弟と妹が存在したと言うことです。
    『それから、ご自分の郷里に行って、会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。
    「この人は、こんな知恵と不思議な力をどこで得たのでしょう。この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。妹たちもみな私たちと一緒にいるではありませんか。」
    (マタイの福音書13:54~13:56抜粋)』と。

     ローマ・カトリックの解釈は、ヨセフは聖母マリヤに生涯触れることが出来なかったのであり、それゆえもう一人妻をめとり、その妻が産んだ子であると言うのです。
     しかしパウロは証しています。
    『それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。しかし、主の兄弟ヤコブは別として、ほかの使徒にはだれにも会いませんでした。(ガラテヤ人への手紙1:18~1:19)』

     初代エルサレム教会の最初の牧師は、主のすぐ下の弟になるヤコブです。間違いなくマリヤの産んだ子なのです。》

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