◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月18日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書2章7節~9節】
2:7 そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。
2:8 そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
2:9 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。
◎ショートメッセージ
《「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」
三博士は、イスラエルの王ならば、聖都エルサレムの宮殿においてお生まれになるに違いないと信じ、ヘロデ王の所にやって来たのです。
その時、その場にいた宮廷の役人たちは、即答することが出来ませんでした。よって、ヘロデは、それを調べる為に、三博士を宮廷の客間に案内し休ませたのだと思われます。そして、すぐに民の長老を呼び出して議会を招集させたに違いありません。
「キリストはどこで生まれるのか。」ヘロデは質問します。
「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。
『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。私の民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」
答えが分かりますと、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、預言された場所の名を教えます。それと同時に、星の出現の時間を聞き出すことに成功するのです。
その日、ヘロデは三博士を盛大な夕食にて持てなし、星が出現すると、彼らをベツレヘムに送り出しました。
「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
三博士は、王の申し出を快く受け止め、ベツレヘムに向かいます。すると星が出現します。
そして、その星は彼らを先導し、ついに幼子であった主イエスが宿泊する家まで進んで行き、その家の上にとどまったのです。
これは不思議な現象です。実際に出現した星は、間違いなく木星と土星とが重なって一つになった本物の現象でしょうが、その後、その星が動いたことは、神様の不思議な力が働いたとしか言いようがないのです。つまり自然現象と超自然現象が同時に起こったわけです。
ローマのバチカン市国の図書館には、一世紀の当時の記録が残されています。それによりますと、このときの光は、夜なのに、まるで昼間と見間違えるほどの明るさであったと記されています。》