• 日々のみ言葉 2020年7月20日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年7月20日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書2章10節~12節】
    2:10 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。
    2:11 そしてその家にはいって、母マリヤと共におられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。
    2:12 それから、夢でヘロデの所へ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。
     アウグスティヌスは、三博士がベツレヘムに、幼子であった主イエスを礼拝しに訪れたのは、生誕13日目であった、と主張しています。それが西洋では一般的に支持されているとの事です。
     ヘロデは、三博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めました。そして、彼らをベツレヘムに送ったのです。
    「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」
     三博士は、王の申し出を快く受け入れ、出かけて行きました。彼らは、星の導きによって、ついに幼子主イエスのおられる家にたどり着き、その家にはいって、母マリヤと共におられる幼子主イエスを見て、ひれ伏して拝んだのです。
     そして、宝の箱をあけて、一人が一つずつ黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげました。この三つの宝物から、博士が三人であることがうかがい知れることになったのです。
     さて「黄金」です。
     これは「王」を表わします。主イエスは「王なる王」であるからです。

     次に「乳香」です。
     これは「祭司」を表わします。主イエスこそ、まことの大祭司であり、メルキゼデクに位置するお方であるからです。

     そして最後に「没薬」です。
     これには二つの意味が含まれています。一つは「いやし主」であると言うことです。そしてもう一つは「十字架」です。

     この三つの贈り物は、非常に高価な物でした。これがなぜ必要であったのでしょうか。この後、ヨセフとマリヤと幼子イエスはエジプトに逃避することになります。
     エジプトにおいて、聖家族(ローマ・カトリックではこう呼びます)が暮らす為には、この贈り物が生活する為には必要ですし、役に立ったのです。
    「黄金」はもちろんのこと、「乳香」は、エジプトにおいては極めて貴重とされていましたし、また「没薬」は、ミイラ化の為には、必要不可欠な物であったからです。聖家族は、それを少しずつ売って、エジプトの滞在費とするのです。
     神様は、すべてをご存じであられ、常に先回りをされて、準備をしておられるのです。

     この後、ベツレヘムの宿もしくは天幕を張って宿営した三博士たちは、同時に夢を見ます。御使いは夢で、エルサレムのヘロデの所へ戻るなという戒めを与えます。
     夜が明けると、彼らはその日のうちに、別の道からそれぞれ自分の国へ帰って行きました。》

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