• 日々のみ言葉 2020年7月28日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年7月28日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書3章1節~4節】
    3:1 そのころ、バプテスマのヨハネが現われ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。
    3:2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
    3:3 この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」と言われたその人である。
    3:4 このヨハネは、らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。
     昨日から「マタイの福音書」の学びも第3章に入ってまいりました。ここでは、おもに「バプテスマのヨハネ」のことが描かれています。
     マタイは、バプテスマのヨハネの誕生の経緯については、あえて触れてはおりません。となりますと、彼はその辺りの事情については、よく知らなかった可能性があるかと思われます。
     しかしルカは、福音書の始めに「ヨハネの誕生」の経緯を詳細にわたって書き記しています。

    『ユダヤの王ヘロデの時に、アビヤの組の者でザカリヤという祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。ふたりとも、神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていた。エリサベツは不妊の女だったので、彼らには子がなく、ふたりとももう年をとっていた。
     さて、ザカリヤは、自分の組が当番で、神の御前に祭司の務めをしていたが、祭司職の習慣によって、くじを引いたところ、主の神殿にはいって香をたくことになった。
     彼が香をたく間、大ぜいの民はみな、外で祈っていた。ところが、主の使いが彼に現われて、香壇の右に立った。これを見たザカリヤは不安を覚え、恐怖に襲われたが、御使いは彼に言った。
    「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
     彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
     彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」
     そこで、ザカリヤは御使いに言った。
    「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております。」
     御使いは答えて言った。
    「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです。ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、おしになって、ものが言えなくなります。私の言葉を信じなかったからです。私の言葉は、その時が来れば実現します。」
     人々はザカリヤを待っていたが、神殿であまり暇取るので不思議に思った。やがて彼は出て来たが、人々に話をすることができなかった。それで、彼は神殿で幻を見たのだとわかった。ザカリヤは、彼らに合図を続けるだけで、おしのままであった。
     やがて、務めの期間が終わったので、彼は自分の家に帰った。その後、妻エリサベツはみごもり、五か月の間引きこもって、こう言った。
    「主は、人中で私の恥を取り除こうと心にかけられ、今、私をこのようにして下さいました。」(ルカの福音書1:5~1:25)』と書き記されています。
     そして、その後、主の母マリヤも見守る中に、ヨハネは誕生するのです。》

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