◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月29日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書3章1節~4節】
3:1 そのころ、バプテスマのヨハネが現われ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。
3:2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
3:3 この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」と言われたその人である。
3:4 このヨハネは、らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。
◎ショートメッセージ
《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。
昨日は、バプテスマのヨハネの懐妊にまつわる事実について学びました。今日は、その誕生の場面からです。
ルカによりますと、
『さて月が満ちて、エリサベツは男の子を産んだ。
近所の人々や親族は、主がエリサベツに大きなあわれみをおかけになったと聞いて、彼女とともに喜んだ。さて八日目に、人々は幼子に割礼するためにやって来て、幼子を父の名にちなんでザカリヤと名づけようとしたが、 母は答えて、
「いいえ、そうではなくて、ヨハネという名にしなければなりません。」と言った。
彼らは彼女に、
「あなたの親族にはそのような名の人はひとりもいません。」と言った。そして、身振りで父親に合図して、幼子に何という名をつけるつもりかと尋ねた。すると、彼は書き板を持って来させて、
「彼の名はヨハネ。」と書いたので、人々はみな驚いた。すると、たちどころに、彼の口が開け、舌は解け、ものが言えるようになって神をほめたたえた。
そして、近所の人々はみな恐れた。さらにこれらのことの一部始終が、ユダヤの山地全体にも語り伝えられて行った。聞いた人々はみな、それを心にとどめて、
「いったいこの子は何になるのでしょう。」と言った。主の御手が彼と共にあったからである。さて父ザカリヤは、聖霊に満たされて、預言して言った。
「ほめたたえよ。イスラエルの神である主を。主はその民を顧みて、贖いをなし、救いの角を、われらのために、しもべダビデの家に立てられた。
古くから、その聖なる預言者たちの口を通して、主が話して下さったとおりに。この救いはわれらの敵からの、すべてわれらを憎む者の手からの救いである。
主はわれらの父祖たちにあわれみを施し、その聖なる契約を、われらの父アブラハムに誓われた誓いを覚えて、われらを敵の手から救い出し、われらの生涯のすべての日に、きよく、正しく、恐れなく、主の御前に仕えることを許される。
幼子よ。あなたもまた、いと高き方の預言者と呼ばれよう。主の御前に先立って行き、その道を備え、神の民に、罪の赦しによる救いの知識を与えるためである。
これはわれらの神の深いあわれみによる。そのあわれみにより、日の出がいと高き所からわれらを訪れ、暗黒と死の陰にすわる者たちを照らし、われらの足を平和の道に導く。」
さて、幼子は成長し、その霊は強くなり、イスラエルの民の前に公に出現する日まで荒野にいた。(ルカの福音書1:57 ~1:80)』と書き記されています。
ここから、まさしくヨハネこそが、マラキ書に書かれた「エリヤ」であることが分かります。やがて父ザカリヤと母エリサベツは召され、ヨハネは物心着いた時には、荒野にあるエッセネ派の修道院に入ったことが伝えられています。》