◇◆◇日々のみ言葉
2020年7月30日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書3章1節~6節】
3:1 そのころ、バプテスマのヨハネが現われ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。
3:2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
3:3 この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」と言われたその人である。
3:4 このヨハネは、らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。
3:5 さて、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン川沿いの全地域の人々がヨハネのところへ出て行き、
3:6 自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けた。
◎ショートメッセージ
《バプテスマのヨハネが、何時から荒野に現われたのかは、詳しいことは分かりません。
ヨハネの福音書によりますと、主イエスがバプテスマを授かる時には、バプテスマのヨハネはすでにその働きの終わりの方に差し掛かっていましたし、またシモン・ペテロの弟アンデレと、主の愛された弟子(ゼベダイの子ヨハネ)が、この時すでにバプテスマのヨハネが、最も信頼していた弟子でありましたので、少なくとも、主イエスが30歳になられる一年ほど前から、その働きをしていたことは十分に考えられます。
この時、使徒ヨハネは、バル・ミツバを受けて間もない頃であったと伝えられていますので、これも憶測ですが、バル・ミツバを13歳で授かって、一年間バプテスマのヨハネの弟子として仕えたとして、14歳ぐらいであったのではないでしょうか。
さて、マタイはイザヤ書から引用しています。
『荒野に呼ばわる者の声がする。「主の道を整えよ。荒地で、私たちの神のために、大路を平らにせよ。(イザヤ書40:3)』
実は、この預言の成就であることを、バプテスマのヨハネ自身がパリサイ人や律法学者たちに証しています。
その会話をアンデレと使徒ヨハネが側にいて聞いていたのです。後に、その事をマタイに証したと思われます。
ヨハネの福音書によりますと、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、
「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。彼は告白して否まず、
「私はキリストではありません。」と言明した。また、彼らは聞いた。
「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」彼は言った。
「そうではありません。」
「あなたはあの預言者ですか。」彼は答えた。
「違います。」そこで、彼らは言った。
「あなたはだれですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」彼は言った。
「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」(ヨハネの福音書1:19~1:23)』と書き記されています。
バプテスマのヨハネの姿格好は、エリヤと同じ姿であったと思われます。》