◇◆◇日々のみ言葉
2020年8月10日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書4章5節~7節】
4:5 すると、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の頂に立たせて、
4:6 言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる。』と書いてありますから。」
4:7 イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない。』とも書いてある。」
◎ショートメッセージ
《悪魔による最大の誘惑(試み)は三つ用意されていました。最初の誘惑を主イエスは、み言葉を用いて悪魔を退けられたのです。
そして今日は二つ目の誘惑の箇所となります。
悪魔は主イエスを聖なる都に連れて行ったとあります。聖なる都とはエルサレムの事です。そして、神殿の頂に立たせたのです。
これは実際に起こった事でしょうか。それとも幻影なのでしょうか。悪魔はかつて、御使いの頭ルシファーでありましたから、御使いとしての力は持ったままです。よって実際においても、あるいは幻影においても、主イエスをエルサレムの神殿にまで連れて行くことは出来たと私は信じます。どちらかは分かりません。多くの聖書学者は後者の立場、すなわち幻影を見せたと解釈しています。
「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる。』と書いてありますから。」
これは、まさにエンターテイメントです。見世物です。「神の御子としての力を見せて、自分を証明しろ」と言う意味なのです。
ここで悪魔は、み言葉を用いています。なぜなら先ほど、ものの見事に、み言葉によって、退かさせられたからです。
詩篇91篇に、
『まことに主は、あなたの為に、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする。』と書かれてあり、これを引用したのです。
主イエスは、
「『あなたの神である主を試みてはならない。』とも書いてある。」と答えるのです。
これは、申命記6章16節のみ言葉です。
『あなたがたがマサで試みたように、あなたがたの神、主を試みてはならない。』
私たちは、あえて、このように必要性も重要性もないことに、生きておられる真の神様を試すことは、するべきではありません。そしてそれは許されることではないのです。
しかし、緊急性の問題、また真に必要なことに関しては、速やかに祈るべきであり、主はその願いと祈りを聞かれ、必ず助けて下さることは、疑いのないことです。》