◇◆◇日々のみ言葉
2020年9月17日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書5章27節~30節】
5:27 「『姦淫してはならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
5:28 しかし、私はあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。
5:29 もし、右の目が、あなたをつまずかせるなら、えぐり出して、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに投げ込まれるよりは、よいからです。
5:30 もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切って、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに落ちるよりは、よいからです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
十戒に書かれた戒めの第5戒から第10戒までは、対人関係における戒めが書き記されています。すなわち、
『5. あなたの父と母を敬え。
6. 殺してはならない。
7. 姦淫してはならない。
8. 盗んではならない。
9. あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
10. あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。(出エジプト記20:12~20:17抜粋)』と言うことです。
旧約聖書には、地位と権力を用いて、この第6戒から第10戒のほとんどに値する罪を犯したある人物が、サムエル記に描かれています。それはダビデ王です。
『年が改まり、王たちが出陣する頃、ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエルの全軍とを戦いに出した。彼らはアモン人を滅ぼし、ラバを包囲した。しかしダビデはエルサレムにとどまっていた。
ある夕暮れ時、ダビデは床から起き上がり、王宮の屋上を歩いていると、ひとりの女が、からだを洗っているのが屋上から見えた。その女は非常に美しかった。
ダビデは人をやって、その女について調べたところ、「あれはヘテ人ウリヤの妻で、エリアムの娘バテ・シェバではありませんか。」との報告を受けた。
ダビデは使いの者をやって、その女を召し入れた。女が彼のところに来たので、彼はその女と寝た。(第Ⅱサムエル記11:1~11:4)』
この後、ダビデは計略を用いて、自分の忠実な部下であり、勇士であるヘテ人ウリヤを殺害します。
主なる神は預言者ナタンを遣わし、彼によって、ダビデの犯した罪をあばかれます。ダビデは悔い改めますが、このことによって、罪の刈り取りとダビデの家庭に悲劇がもたらされるのです。
主は言われます。「姦淫してはならない。」と。
現代は、当時よりもさらに性道徳は乱れています。しかし、主イエスの言葉は永遠であり、決してその命令は変わることはないのです。》