◇◆◇日々のみ言葉
2020年9月18日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書5章27節~30節】
5:27 「『姦淫してはならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。
5:28 しかし、私はあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。
5:29 もし、右の目が、あなたをつまずかせるなら、えぐり出して、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに投げ込まれるよりは、よいからです。
5:30 もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切って、捨ててしまいなさい。からだの一部を失っても、からだ全体ゲヘナに落ちるよりは、よいからです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、同じ箇所からの学びとなります。
ある時、主イエス様の所に「姦淫の現場」において、捕らえられた女性が連れて来られました。
ヨハネによりますと、
『イエスはオリーブ山に行かれた。そして、朝早く、イエスはもう一度宮にはいられた。民衆はみな、みもとに寄って来た。イエスはすわって、彼らに教え始められた。
すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕えられたひとりの女を連れて来て、真中に置いてから、イエスに言った。
「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」
彼らはイエスをためしてこう言ったのである。それは、イエスを告発する理由を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に書いておられた。けれども、彼らが問い続けてやめなかったので、イエスは身を起こして言われた。
「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
そしてイエスは、もう一度身をかがめて、地面に書かれた。彼らはそれを聞くと、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、イエスがひとり残された。女はそのままそこにいた。イエスは身を起こして、その女に言われた。
「婦人よ。あの人たちは今どこにいますか。あなたを罪に定める者はなかったのですか。」
彼女は言った。
「だれもいません。」
そこで、イエスは言われた。
「私もあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」(ヨハネの福音書8:1~8:11)』と書かれています。
この場面には実は大きな落とし穴があります。この女性が姦淫の現場にて捕らえられたのなら、相手の男性がいるはずです。律法学者とパリサイ人は、女性だけを連れて来て、相手は連れて来ないのです。
これは推測ですが、相手の男性は実は「おとり」であって、わざとそのような場を設定させ、女性だけを捕らえ、主イエスの御前に連れて来たのではないでしょうか。罠を仕掛けて主イエスを陥れる為に。
主は言われます。
「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
しかし、だれ一人彼女に石を投げる者はいませんでした。まさに、この事実が、主イエスの言われたことを証明しているのではないでしょうか。
「だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。」と。》