◇◆◇日々のみ言葉
2020年10月6日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書6章8節】
6:8 「だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、「祈り」について、弟子たちに教えています。この後、私たちに与えられた最高の祈りである、「主の祈り」について教えられます。
その前に、もう一度、主が今まで語られた「教え」を、復習して見たいと思います。
『6:5「また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。
6:6 あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いて下さいます。
6:7 また、祈るとき、異邦人のように同じ言葉を、ただくり返してはいけません。彼らは言葉数が多ければ聞かれると思っているのです。」』
主イエスの教えをまとめますと、このように分けられるかと思われます。
①パリサイ人のように、人前で祈るべきではないこと。
②自分の奥まった部屋に入り、一人で祈るべきであること。
③同じ言葉を、ただ繰り返してはならないこと。
そして、「だから、彼らのまねをしてはいけません。」と命じておられます。そればかりではありません。弟子たちに、主イエス自ら、自分の祈る姿を見せることによって、具体的に、「祈り」を教えているのです。
『さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。(マルコの福音書1:35)』
『しかし、イエスご自身は、よく荒野に退いて祈っておられた。(ルカの福音書5:16)』
『さて、イエスがひとりで祈っておられた時、弟子たちが一緒にいた。(ルカの福音書9:18前半)』
『さて、イエスはある所で祈っておられた。その祈りが終わると、弟子のひとりが、イエスに言った。「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えて下さい。」(ルカの福音書11:1)』
明日から、「主の祈り」ついて、詳細にわたって学んで行きます。ルカは、マタイとは別な時と場所において、主が弟子たちに「主の祈り」を教えられたことを書き記しています。すなわち「平地の説教」です。その点については、一番最後に考えて見ることにしましょう。》