◇◆◇日々のみ言葉
2020年10月10日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書6章10節】
6:10「御国が来ますように。み心が天で行なわれるように地でも行なわれますように。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『6:10「あなたの御国が来ますように。あなたの御心が天で行なわれるように、地上でも行なわれますように。」』
ここで主イエス様が言われている「御国」とは、具体的に何を指すのでしょうか。実は二つあるのです。
一つは、天の御国のことです。十字架にかかる直前に、最後の晩餐において、弟子たちにこのように教えられました。
『「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、また私を信じなさい。私の父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたの為に、私は場所を備えに行くのです。私が行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたを私のもとに迎えます。私のいる所に、あなたがたをもおらせる為です。」(ヨハネの福音書14:1~14:3)』
主イエス様を信じ、そして召された人々は、今天の御国に、すなわち天国に、主と共にいることを信じています。
そこには、旧約時代の偉人たち、アブラハムもモーセもダビデも、また新約時代の使徒たちも、ペテロもステパノもマタイもマルコもルカもヨハネも、そしてパウロたちもみんないるのです。
天国とは、御国とは、イエス様が主の主、王の王として統治されている場所のことを指すのです。
そしてもう一つは、やがて来たるべき地上の「千年王国」のことを指しています。
『また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕え、これを千年の間縛って、底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。
また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神の言葉のゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストと共に、千年の間王となった。
そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。これが第一の復活である。この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に、千年の間王となる。(黙示録20:1~20:6)』と、ヨハネは黙示録に書き記しています。
主のみ心は、間違いなく天において行なわれています。そして、地上において、真にみ心が行なわれる時とは、この「千年王国」の時なのです。》