• 日々のみ言葉 2020年10月18日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年10月18日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書6章14節~15節】
    6:14「もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦して下さいます。
    6:15 しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの罪をお赦しになりません。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日までは、主イエスが弟子たちに、そして私たちに教えて下さった「主の祈り」について学んで来ました。今日からは、第6章の学びも、先に行きたいと思います。

     さて、ここで主は、「主の祈り」の中に込められた祈りの言葉について、解説しておられます。
     その節とは、
    『「私たちの負いめをお赦し下さい。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。」(ルカの福音書6:12)』と言う祈りです。

     現代訳の方が、もっと主のみ心に近いと思われます。
    『「私たちに負い目のある人々を、私たちが赦しましたように、私たちの負い目も赦して下さい。」』

     つまり、条件があるのです。その条件とは、まず私たちの側から、私たちに負い目のある人々を赦すということです。そしてそれが先なのです。あとではなくて、こちらが赦すことの方が先決であると、主は言われるのです。

     本来ならば逆ではありませんか。
     私たちに対して罪を犯し、悔い改めて赦しを請うて来た者たちを赦すのが普通です。しかしそうではなく、悔い改めて赦しを請わなくても、つまり謝罪しなくとも赦しなさい、と主イエスは言われるのです。

    「そんなことは出来るはずがありません。無理です。赦すことなど絶対に出来ません。」と思うのが、普通です。常識です。また理に適っています。

     それゆえ、主イエスは言われるのです。
    「もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦して下さいます。しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの罪をお赦しになりません。」と。

     私たちを裏切った人たち。
     私たちを傷つけた人たち。
     私たちを嘲笑した人たち。
     私たちを騙した人たち。
     そのように、「私たちに負い目のある人を赦しなさい」と主は言われるのです。

     真理を言います。
     これは、人間には出来ません。人間だけの力では絶対に出来ないことです。

     それだからこそ、主イエスは、助け主(聖霊)を送って下さったのです。このお方により頼まなければ出来ないことなのです。しかし主の言葉を信じ、聖霊に任せるならば、私たちの心の中に芽生えた「苦い根」は、必ず消え失せて行きます。そして、それが「十字架」の力なのです。》

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