• 日々のみ言葉 2020年10月19日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年10月19日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書6章16節~18節】
    6:16「断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。彼らは、断食していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。
    6:17 しかし、あなたが断食するときには、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。
    6:18 それは、断食していることが、人には見られないで、隠れた所におられるあなたの父に見られるためです。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が報いて下さいます。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書の第6章において、主イエスは、パリサイ人や律法学者たちの三つの敬虔について弟子たちに教えられました。

     一つ目は、「施し」についてです。そして二つ目が「祈り」についてです。その時に、最高の祈りである「主の祈り」を教えられました。
     そして三つ目が「断食」となります。今日は、「断食」について学びます。

     まず「断食」とは何でしょうか。

     神様の命令は、一番最初はレビ記に出て来ます。すなわち、年に一回、断食をしなければならないのです。
    『以下のことはあなたがたに、永遠のおきてとなる。第七の月の十日には、あなたがたは身を戒めなければならない。この国に生まれた者も、あなたがたの中の在留異国人も、どんな仕事もしてはならない。(レビ記16:29)』

    「第七の月の十日」とは、ラッパの祭を第一日とし、その十日目のことです。そしてそれから五日後に、仮庵の祭が始まり八日間にわたって守られることになります。

     またイスラエルにおいては、国民的な大きな災害の時にも断食が布告されることがありました。
    『それで、すべてのイスラエル人は、全民こぞってベテルに上って行って、泣き、その所で主の前にすわり、その日は、夕方まで断食をし、全焼のいけにえと和解のいけにえを主の前にささげた。(士師記20:26)』ことなどです。

     そしてパリサイ人は、何と週に二度断食していたのです。そのことを主はたとえに用いておられます。
    『「ふたりの人が、祈るために宮に上った。ひとりはパリサイ人で、もうひとりは取税人であった。パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。
    『神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫する者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します。私は週に二度断食し、自分の受けるものはみな、その十分の一をささげております。』」(ルカの福音書18:10~18:12)』と。

     さて、断食とは、三食を絶って、主なる神様に祈りを捧げることです。ただ食べないのではありません。ダイエットの為に、食を抜くことは、決して断食とは言わないからです。断食が目的ではありません。熱心に、真剣に、霊、肉、魂のすべてを主に集中して、祈る為に断食をするのです。

     しかしパリサイ人や律法学者たちは、自分が週に二度、断食をしている姿を人々に見せる為に断食をしていたのです。
     主は、心の動機をご覧になられます。》

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