• 日々のみ言葉 2021年1月20日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年1月20日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書9章14節~15節】
    9:14 するとまた、ヨハネの弟子たちが、イエスのところに来てこう言った。「私たちとパリサイ人は断食するのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」
    9:15 イエスは彼らに言われた。「花婿につき添う友だちは、花婿が一緒にいる間は、どうして悲しんだりできましょう。しかし、花婿が取り去られる時が来ます。その時には断食します。」

    ◎ショートメッセージ
    《一昨日および昨日と同じ箇所からとなります。今日は主イエスの答えられた言葉について考えて見たいと思います。明日は先に行きましょう。

    「私たちとパリサイ人は断食するのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」
     昨日は、バプテスマのヨハネの弟子たちとパリサイ人や律法学者たちが断食する理由を考えて見ました。その理由は全く正反対と言えるものでした。バプテスマのヨハネの弟子たちは「悔い改め」の為に断食したのです。
     しかしパリサイ人や律法学者たちは、全く異なる理由でした。彼らの断食については主イエスはこのように言われています。
    『「断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。彼らは、断食していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。」(マタイの福音書6:16)』と、つまり人に見せる為であったわけです。

     さて主イエスはこのように答えられました。
    「花婿につき添う友だちは、花婿が一緒にいる間は、どうして悲しんだりできましょう。しかし、花婿が取り去られる時が来ます。その時には断食します。」

     マルコは、
    『「花婿が自分たちと一緒にいる間、花婿につき添う友だちが断食できるでしょうか。花婿と一緒にいる時は、断食できないのです。しかし、花婿が彼らから取り去られる時が来ます。その日には断食します。」(マルコの福音書2:19~2:20抜粋)』となっており、

     そしてルカは、
    『「花婿が一緒にいるのに、花婿につき添う友だちに断食させることが、あなたがたにできますか。しかし、やがてその時が来て、花婿が取り去られたら、その日には彼らは断食します。」(ルカの福音書5:34~5:35抜粋)』となっています。

     ここで主イエスは明確にご自身のことを「花婿」と呼んでいます。そして弟子たちは、花婿の友人たちなのです。
     当時のユダヤの結婚式では、友人たちが花婿を連れ、隊列を組んで花嫁の家に凱旋します。また非常に興味深いことですが、三つの共観福音書のどれにも、主イエスの答えの中には「花嫁」は出て来ません。。

     つまり、主イエスの答えは預言なのです。この「花嫁」こそ「教会」です。教会はまだこの時点において、奥義とされ隠されていたからです。
     そして、「花婿が取り去られる」ことは、十字架のことです。またその時、弟子たちは悲しみの余り、食事が喉を通らず、三日間断食することを、主は預言されたのです。》

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