◇◆◇日々のみ言葉
2021年1月27日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書9章19節~22節】
9:19 イエスが立って彼について行かれると、弟子たちもついて行った。
9:20 すると、見よ。十二年の間長血をわずらっている女が、イエスのうしろに来て、その着物のふさにさわった。
9:21 「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と心のうちで考えていたからである。
9:22 イエスは、振り向いて彼女を見て言われた。「娘よ。しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを直したのです。」すると、女はその時から全く直った。
◎ショートメッセージ
《引き続き、同じ箇所からとなります。明日は先に行きましょう。
この出来事は三つの共観福音書に書き記されています。今日は、それらをまとめて、特に、主イエスが「十二年の間長血をわずらった女」に言われた言葉について考えて見たいと思います。
マタイは、
「娘よ。しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを直したのです。」と、
マルコは、
「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」と、
ルカは、
「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して行きなさい。」となっています。
主イエスは彼女のことを、「女よ」ではなく、「娘よ」と愛を持って語っておられます。
当時、この病をわずらった女は、汚れた女とされていました。よって人々は寄りつきませんでした。
当時は難病といわれた「長血」の病を、主はいやされましたが、そればかりではなく、彼女の心の傷をもいやされたのです。
「あなたの信仰があなたを直したのです。」とは、
彼女が、「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と心のうちで考えていたことを指しています。
また主イエスは、「誰がさわったのか」とあたりを見回しましたが、実はすでにすべてを知っておられたのです。
そして、彼女に預言します。
「しっかりしなさい。」(マタイ)
「安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」(マルコ)
「安心して行きなさい。」(ルカ)
ペンテコステの日に、ヨハネ・マルコの家に集まっていた大勢の人々の中に、彼女がその場にいないというようなことは、果たして考えられるでしょうか。なぜなら、この時、彼女は真の「救い主」に出会ったのですから。
明日は先に行きましょう。》