• 日々のみ言葉 2021年1月26日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年1月26日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書9章19節~22節】
    9:19 イエスが立って彼について行かれると、弟子たちもついて行った。
    9:20 すると、見よ。十二年の間長血をわずらっている女が、イエスのうしろに来て、その着物のふさにさわった。
    9:21 「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と心のうちで考えていたからである。
    9:22 イエスは、振り向いて彼女を見て言われた。「娘よ。しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを直したのです。」すると、女はその時から全く直った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     ルカの福音書の並行記事を見ますと、
    『ときに、十二年の間長血をわずらった女がいた。だれにも直してもらえなかったこの女は、イエスのうしろに近寄って、イエスの着物のふさにさわった。すると、たちどころに出血が止まった。イエスは、
    「私にさわったのは、だれですか。」と言われた。みな自分ではないと言ったので、ペテロは、
    「先生。この大ぜいの人が、ひしめき合って押しているのです。」と言った。しかし、イエスは、
    「だれかが、私にさわったのです。私から力が出て行くのを感じたのだから。」と言われた。
     女は、隠しきれないと知って、震えながら進み出て、御前にひれ伏し、すべての民の前で、イエスにさわったわけと、たちどころにいやされた次第とを話した。そこで、イエスは彼女に言われた。
    「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して行きなさい。」(ルカの福音書8:43~ 8:48)』となっています。

     マルコは、
    『この女は多くの医者からひどいめに会わされて、自分の持ち物をみな使い果たしてしまったが、何のかいもなく、かえって悪くなる一方であった。(マルコの福音書5:26)』
    と説明しています。この事が、ルカが言う誰にも直してもらえなかったことになります。

     「長血」とは、子宮から血が流出する婦人病であって、レビ記によりますと、このような病気の女性は「汚れた者」とされていました。
     彼女は、ナザレのイエスの噂を聞いて、最後の望みを抱いて、ここに駆けつけて来たのです。しかしあまりにも多くの人々が、主イエスに押し迫っていた為、彼女は近づくことが出来ませんでした。それで、人々を押し分けて、はって行き、主イエスの上着の四隅にあるふさに触ろうとしたのです。
     多くの人々に蹴られ、邪魔物扱いされたにもかかわらず、ついに彼女は、主イエスの衣のふさに触ることに成功したのです。その瞬間、彼女は血の源が枯れて、出血が止まりいやされた事を感じました。

    「私にさわったのは、だれですか。」
    「先生。この大ぜいの人が、ひしめき合って押しているのです。」
    「だれかが、私にさわったのです。私から力が出て行くのを感じたのだから。」

     主イエスのこの言葉は、ルカだけが書き記しています。明日も続きです。》

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