◇◆◇日々のみ言葉
2021年2月20日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書10章16節】
10:16「いいですか。私が、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
確かに、この世界は悪い者が大勢存在します。日本においても、未だに振り込め詐欺の被害に遭う人が、日々絶えることはありません。彼らはあの手この手を駆使して、他人の財産を奪おうとやって来ます。まさに主イエスが言われたとおりです。
『「盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。」(ヨハネの福音書10:10前半)』と。
しかし、どんなに巧妙な手口を使って騙しても、主イエスと自分自身を騙すことは出来ないのです。そして聖書は明確に教えています。「白い御座のさばき」があることを。
その裁判の席を、誰一人逃れることは出来ません。この世に生まれたすべての者は、その被告席に立つのです。
そして、その人の名前が書かれた「行ないの書」がまず開かれます。私は、その幻を見たことがあります。その本は、まるで映画に出てくるような、ヨーロッパの古い本のようで、表紙には、はっきりと私の名前が書かれていました。そして風(聖霊)によって開かれた瞬間、一瞬にして、私の人生のすべての行ないや、思ったこと、話したことが全部分かってしまうのです。
しかし、裁き主であられる主イエスは、もう一つの書物も持っておられたのです。それが「命の書」です。その書には、救われて御国に入ることが許される者の名前が書かれています。
その書が開かれようとするまさにその瞬間、ものすごい恐れがやって来ました。果たして私の名前が書かれているのかどうか、本当に恐怖がやって来たのです。
しかしそこには、はっきりと私の名前が書かれていました。そして日付も書かれていたのです。何年何月何日何時何分何秒と。その文字は、黒い文字ではなく、赤い文字で書かれていたのです。私は、主イエスの血であることを確信しました。
さて、本日の聖書箇所から少し離れてしまいましたが、元にもどしましょう。
「いいですか。私が、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。」
ここで主イエスは、「あなたがた」すなわち私たちのことを「羊」に例えておられます。羊は、羊だけでは生きて行けません。羊は「羊飼い」がいなければ死んでしまうのです。しかし主イエスはこのように約束されています。
『「私が来たのは、羊が命を得、またそれを豊かに持つためです。私は、良い牧者です。良い牧者は羊のために命を捨てます。」(ヨハネの福音書10:10後半~10:11)』と。
幸い私たちには、「牧者」すなわち「羊飼い」がおられるのです。そしてそのお方は、何時でも如何なる場所においても共にいて下さいます。》