◇◆◇日々のみ言葉
2021年2月21日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書10章17節~20節】
10:17「人々には用心しなさい。彼らはあなたがたを議会に引き渡し、会堂でむち打ちますから。
10:18 また、あなたがたは、私のゆえに、総督たちや王たちの前に連れて行かれます。それは、彼らと異邦人たちにあかしをするためです。
10:19 人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。
10:20 というのは、話すのはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの父の御霊だからです。」
◎ショートメッセージ
《「いいですか。私が、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。」
主イエスはこう言われてから、続けて言われたことが本日の聖書箇所になります。しかし、この言葉は彼らに対する未来の預言にあたるのです。
十二使徒を二人一組の六チームとしてガリラヤ地方に派遣されたこの時も、そしてさらに六十人の弟子を選ばれ、十二使徒と併せて、七十二人を様々な地方に派遣された時も、言われたことは何一つ起きませんでした。むしろ彼らは、人々から大歓迎を受けたのです。
主イエスの三年半における公生涯の初期の頃は、主イエスの名声は高まるばかりでありました。エルサレムは言うに及ばず、地中海沿岸まで、そのうわさは広まって行ったのです。
この言葉が成就するのは、主イエスの十字架と復活、そして昇天とペンテコステを迎えてからの事となります。
まさに十二使徒たちは、主イエスの言われたことを体験するのです。ところで、主イエスが、弟子たちに「父の御霊」について話されるのは、この時が最初となります。
さて主イエスが言われた預言の内容について考えて見ましょう。
「あなたがたを議会に引き渡し、会堂でむち打ちます。」
このことについては、ペテロとヨハネを含む十二使徒に当てはまりますが、
「私のゆえに、総督たちや王たちの前に連れて行かれます。それは、彼らと異邦人たちにあかしをするためです。」と言うことは、使徒たちではなく、おもにパウロに当てはまることになります。
明日も同じ箇所からです。》