◇◆◇日々のみ言葉
2021年3月14日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書11章4節~6節】
11:4 イエスは答えて、彼らに言われた。「あなたがたは行って、自分たちの聞いたり見たりしていることをヨハネに報告しなさい。
11:5 盲人が見、足なえが歩き、らい病人がきよめられ、つんぼの人が聞こえ、死人が生き返り、貧しい者には福音が宣べ伝えられているのです。
11:6 だれでも、私につまずかない者は幸いです。」
◎ショートメッセージ
《昨日の箇所と併せて、現代訳を掲載します。
『ヨハネは、獄中でキリストのみわざを聞き、自分の弟子たちを遣わして、イエスに言った。
「あなたこそ、あの来たるべき救い主です。それとも、私たちは他に待つべきだとおっしゃるのですか。」
すると、イエスは、彼らに答えて言われた。
「そうです。そのとおり。あなたがたは行って、自分が見聞きしていることを、ヨハネに報告しなさい。目の見えない人は見、足の不自由な人は歩き、重い皮膚の人は直り、耳の聞こえない人は聞こえ、死人は生き返り、貧しい人者は福音を聞かされています。これらの驚くべき業を見て、自分が描いていたイメージと違っているために、私につまずかない人は幸いです。」
主イエスは、「自分たちの聞いたり見たりしていること」と言われています。それは、病がいやされ、悪霊から解放され、不具合がいやされた奇跡の御わざのことです。
6節において、主イエスは「だれでも、私につまずかない者は幸いです」と言われていることから、バプテスマのヨハネが主イエスにつまずいたと解釈する人が多いのです。
再度申します。
バプテスマのヨハネはつまずいてなどおりません。御使いガブリエルによって、その誕生を予告され、しかも名前までも、主なる神様がつけられたのです。
ガブリエルは、ザカリヤにこう告げました。
『「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。
その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」(ルカの福音書1:13~1:17抜粋)』と。
バプテスマのヨハネは、この後すぐに殉教します。残して行くことになる自分の弟子たちに、メシアが誰であるのか、最後まで示しているのです。》