• 日々のみ言葉 2021年3月16日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年3月16日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書11章7節~10節】
    11:7 この人たちが行ってしまうと、イエスは、ヨハネについて群衆に話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。
    11:8 でなかったら、何を見に行ったのですか。柔らかい着物を着た人ですか。柔らかい着物を着た人なら王の宮殿にいます。
    11:9 でなかったら、なぜ行ったのですか。預言者を見るためですか。そのとおり。だが、私が言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。
    11:10 この人こそ、『見よ、私は使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」

    ◎ショートメッセージ
    《捕らえられていたバプテスマのヨハネが、弟子たちを主イエスの所に遣しました。なぜならヨハネは獄中で、主イエス・キリストの御わざについて耳にしたからです。
     弟子たちは、主イエスに質問しました。
    「我らの師、バプテスマのヨハネがこう申しております。おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか。」

    「あなたがたは行って、自分たちの聞いたり見たりしていることをヨハネに報告しなさい。盲人が見、足なえが歩き、らい病人がきよめられ、つんぼの人が聞こえ、死人が生き返り、貧しい者には福音が宣べ伝えられているのです。誰でも、私につまずかない者は幸いです。」

     主イエスは彼らにヨハネへの言葉を託しました。そして彼らが、ヘロデ・アンティパスの宮殿の地下牢に戻って行った時に、主イエスは弟子たちとその場に集まっていた群衆に向かって教えられました。

    「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。」

     これは、そこにいたユダヤ人たちは、すでにバプテスマのヨハネから、「悔い改めのバプテスマ」を授かったことを指し示しています。ヨハネの働きが一段落したからこそ、神様は彼がヘロデ・アンティパスに捕らえられる事を許可されたのです。

    「風に揺れる葦ですか。」
     この言葉は、「弱いもの」を指すユダヤのことわざであると考えられます。

    「柔らかい着物を着た人ですか。柔らかい着物を着た人なら王の宮殿にいます。」

     バプテスマのヨハネは、ユダヤ人たちが最も尊敬している預言者エリヤと同じ装いをしていたに違いありません。
     第Ⅱ列王記によりますと、
    『アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。(第Ⅱ列王記1:7~1:8)』と書かれています。

     ヘロデ・アンティパスを始め、宮殿に仕えている高官は、ローマ人たちと同じ絹の着物を着ていました。主イエスは、バプテスマのヨハネが、まことの預言者であることを証言しています。明日も同じ箇所からです。》

Comments are closed.