◇◆◇日々のみ言葉
2021年3月17日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書11章7節~10節】
11:7 この人たちが行ってしまうと、イエスは、ヨハネについて群衆に話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。
11:8 でなかったら、何を見に行ったのですか。柔らかい着物を着た人ですか。柔らかい着物を着た人なら王の宮殿にいます。
11:9 でなかったら、なぜ行ったのですか。預言者を見るためですか。そのとおり。だが、私が言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。
11:10 この人こそ、『見よ、私は使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。昨日は前半を学びましたが、今日は後半です。
「でなかったら、なぜ行ったのですか。預言者を見るためですか。そのとおり。だが、私が言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。」
ここで主イエスは、バプテスマのヨハネが真の預言者であることを明確にしています。バプテスマのヨハネはおもに、主イエスの事について預言しました。
マタイの福音書には、
『私は、あなたがたが悔い改めるために、水のバプテスマを授けていますが、私のあとから来られる方は、私よりもさらに力のある方です。私はその方のはきものを脱がせてあげる値うちもありません。その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。手に箕を持っておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」(マタイの福音書3:11~3:12)』と、書かれています。
「この人こそ、『見よ、私は使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」
ここで主は、マラキ書に書かれている預言が、バプテスマのヨハネによって成就した事を明らかにしています。
マラキ書には、
『「見よ。私は、私の使者を遣わす。彼は私の前に道を整える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、来ている。」と万軍の主は仰せられる。(マラキ書 3:1)』と書かれています。
「彼」は、「バプテスマのヨハネ」は、「私の前に」、すなわち「主イエス・キリスト」が来る前に道を整えることが、主が来られる四百年ほど前に、預言されているのです。
主の母マリアと、バプテスマのヨハネの母エリサベツが従姉妹同士であると言うことは、本当に神様の選びの奥義と摂理を感じます。そして、主の母マリアとゼベダイの子ヤコブとヨハネの母サロメが、実の姉妹であることもです。これらの事もすべて、神様の御手の中に起こったと言えると思われます。》