◇◆◇日々のみ言葉
2021年3月29日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書21章10節~17節】
21:10 こうして、イエスがエルサレムにはいられると、都中がこぞって騒ぎ立ち、「この方は、どういう方なのか。」と言った。
21:11 群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレの、預言者イエスだ。」と言った。
21:12 それから、イエスは宮にはいって、宮の中で売り買いする者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。
21:13 そして彼らに言われた。「『私の家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている。」
21:14 また、宮の中で、盲人や足なえがみもとに来たので、イエスは彼らをいやされた。
21:15 ところが、祭司長、律法学者たちは、イエスのなさった驚くべきいろいろのことを見、また宮の中で子どもたちが「ダビデの子にホサナ。」と言って叫んでいるのを見て腹を立てた。
21:16 そしてイエスに言った。「あなたは、子どもたちが何と言っているか、お聞きですか。」イエスは言われた。「聞いています。『あなたは幼子と乳飲み子たちの口に賛美を用意された。』とあるのを、あなたがたは読まなかったのですか。」
21:17 イエスは彼らをあとに残し、都を出てベタニヤに行き、そこに泊まられた。
◎ショートメッセージ
《今週は受難週です。今週の金曜日に主イエスは十字架に掛かられます。昨日は「シュロの日」であり、主イエスがろばの子に乗ってエルサレムに入場されました。これはゼカリヤ書に書かれた預言の成就であったのです。
ところで、主イエスがエルサレムに入場されるのは、この時が初めてではありません。一番最初に主イエスが来られたのは、生まれてから八日目の事でした。その時には、両親に連れられて、割礼を授かる為に来られたのです。また、ルカは少年イエスが、両親と共にエルサレムに巡礼に来た時の事を書き記しています。しかし今回は、真の「メシア」として入場されたのです。ここに、それまでとは、大きな違いがあるのです。
さて、本日の聖書箇所は、昨日の続きとなります。主イエスがろばの子に乗って宮に入ってからの事になります。主イエスは、以前にも「宮清め」をなされました。その時は、公生涯の初めであり、「救い主」としてされたのです。そして今回は、「神の御子」としてされた事なのです。
「『私の家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている。」
この言葉にこそ、ご自身が「私」であって、神様であることを宣言されているのです。この後、夕方になり週の始めの日である日曜日は終わり、月曜日が始まろうとしています。主イエスと十二使徒たちは、エルサレムを後にし、ベタニアのマルタとマリア姉妹とその弟ラザロの家に向かいます。受難週の間は毎日、エルサレムとベタニアを往復することになります。》